垂れ乳を改善するには?エクササイズやマッサージ法を紹介
バストが垂れる原因とは一体?
授乳終了によるバストの変化
バストが垂れる原因のひとつには、妊娠・出産が関係します。
赤ちゃんの出産後には授乳がスタートしますが、授乳終了後には、母乳が出なくなります。その後、急激にバストがしぼみ、伸びきった皮膚がたるみやすくなるためバストが垂れてしまうのです。
運動不足
毎日がデスクワークなどの場合、運動不足になりやすくなります。
胸の筋肉の大胸筋が弱り、胸を支えるクーパー靭帯が伸びてしまうためバストが垂れる要因になってしまうのです。
過度の食事制限などによる栄養不足
ダイエットなどでは、過度の食事制限が伴うケースもあります。
結果として体内の栄養不足に陥り、バストの皮膚の乾燥や大胸筋の筋力低下しやすくなってしまうのです。
クーパー靭帯の損傷
スポーツのなかには、胸が激しく揺れやすいものもあります。
たとえばマラソンなどのスポーツで、バストを支えるクーパー靭帯を傷めてしまうことによりバストの垂れに繋がってしまうこともあるのです。
垂れ乳改善のため自分でできるエクササイズ・マッサージ法
エクササイズ1:大胸筋や小胸筋を鍛える方法
垂れ乳を改善するためのエクササイズのひとつに、胸の筋肉の大胸筋や小胸筋を鍛えてバストアップする方法があります。
やり方は、まず両手のひらを胸の前で合わせます。
次に、両手のひらを合わせたまま頭の上で、両腕をまっすぐに伸ばしてください。
このエクササイズを10回繰り返します。
大胸筋や小胸筋を鍛えることにより、垂れ乳が引き上がるのでオススメです。
エクササイズ2:腹直筋を鍛える方法
下腹の筋肉、腹直筋を鍛えて、バストアップする方法もあります。下腹がぽっこり出ていると、アンダーバストの位置も下がってきてしまうのです。
やり方は、まず両脚をまっすぐ伸ばしてあお向けになり、顔を少し上げておへそを見ます。
次に両脚を床から30㎝程上げたら下すことを、15回繰り返してください。
下腹が引き締まることによって、バストの位置が高くなりやすいのです。
マッサージ:鎖骨の内側や二の腕をほぐす方法
垂れ乳を改善するためのマッサージは、大胸筋の付け根の鎖骨内側や、二の腕をほぐしてバストアップする方法。猫背になると、大胸筋が硬く縮んでしまうため、このマッサージ方法が有効です。
やり方は、鎖骨の内側や二の腕を人差し指、中指、薬指の三指の腹で3分間もみほぐしてください。大胸筋の弾力性がアップし、垂れ乳を改善へと導けます。
エクササイズやマッサージ効果を上げるためのタイミング・コツ
朝起きた時・仕事の合間
垂れ乳改善エクササイズの効果を上げるタイミングのひとつに、朝起きた時や仕事の合間が挙げられます。起床時や仕事中は同じ姿勢の状態が長く続き、筋肉が硬くなっていることが多いためです。
垂れ乳改善エクササイズを実践することで、大胸筋などが活性化するとともに血行も促進しやすくなります。
特に仕事がデスクワークで普段から前かがみの姿勢が多い場合、垂れ乳改善エクササイズを1日に数回行っても構いません。バストアップ効果が実感できたら大胸筋の筋力も上がり、1日1回、2~3日に1回、週1回と徐々に間隔を空けても垂れ乳改善を維持できます。
入浴後・寝る前
入浴後や寝る前についても、垂れ乳改善のマッサージの効果を上げる効果を上げるオススメのタイミングです。入浴後や寝る前は自律神経の副交感神経が優位になり、リラックスモードになって血液循環が良くなりやすいためです。
垂れ乳改善のマッサージは毎日実践することを推奨しますが、疲れている時には2日に1回でも構いません。
無理をしてマッサージをするよりは体を休めて早めに就寝する方が熟睡につながりますし、成長ホルモンや女性ホルモンの分泌が増加しやすく、眠っている間に育乳しやすくなります。
垂れ乳改善を目指す!下着の選び方と付け方
必ず試着してから選ぶこと
垂れ乳改善のために大切なのは、購入する際には必ず試着することです。
下着のメーカーによっては同じサイズでも微妙に違うこともあります。面倒だと感じても、毎回試着することで自分にぴったり合うサイズの下着を選びやすくなります。
正しいサイズの下着を着用することで、背中や脇に脂肪が流れるのを防止し、垂れ乳が改善しやすいのです。
下着の付け方のポイント
垂れ乳改善のために押さえておきたい下着の付け方ですが、まずブラジャーを付けて、左横に上半身を傾けます。次に、右手で左の脇肉や背中の肉をかき集め、左のブラジャーのカップにおさめてください。
反対側も同様に、右横に上半身を傾けて、左手で右の脇肉や背中の肉をかき集めましょう。最後にブラジャーのストラップの長さを調節し、完成です。
もし、はみ出た肉が残っていれば、ブラジャーのカップにかき集めて微調整してください。正しい下着の付け方をすることで、脇肉や背中の肉も、胸の脂肪として形状記憶されやすくなり、垂れ乳の改善につながります。
バストの垂れ予防のため日常生活でできること
コラーゲン豊富な食品を食べる
バストの垂れ予防のひとつに、コラーゲンが豊富な手羽先などを食べることが挙げられます。
コラーゲンは、バストを支えるクーパー靭帯の原料となるためです。
定期的なウォーキング
週に2回以上は30分程度のウォーキングをすることも、垂れ乳予防のひとつ。腕を大きく振って大股で歩くことで全身運動となり、基礎代謝がアップし筋肉量も増加します。
垂れ乳改善エクササイズだけで血流を促進するのには、限界があるのです。
適度な運動を日常生活に取り入れることで、バストに栄養を届けやすくなります。
寝る時にはナイトブラを着用して
バストの垂れ予防には、寝る時専用のナイトブラを着用することも大切です。せっかく垂れ乳改善エクササイズやマッサージを毎日実践していても、ノーブラで寝ていると、夜間に胸の脂肪が脇や背中に流れやすくなってしまいます。
ワイヤーなしで肌にやさしい素材でありながら、圧迫感のないナイトブラを睡眠中に着用するのがオススメです。
垂れ乳を防ぐにはちょっとした努力も必要
垂れ乳になってしまうのには、運動不足や栄養不足をはじめ、出産後のバストの変化にも影響していることがわかりました。防止するには、エクササイズやマッサージなど、日頃から細やかな努力を積み重ねることが欠かせません。下着の付け方はもちろん、コラーゲンを含む食品を摂取したり、ウォーキングをしたりするなど、できることからコツコツとはじめてみましょう。
- 執筆者:
- 横内 稚乃