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ピラティスとヨガどっちを選ぶ?迷っている人にプロがアドバイス!

全米ヨガアライアンス 、フィジカルトレーナー、スポーツリズムトレーニング デュフューザー資格を取得。エアリアルヨガのスタジオで空中ヨガやフローヨガのレッスンを行っています!
2019年07月30日
「ピラティスかヨガをやってみたいけれど、どちらが自分に向いているのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。そこで今回、専門家にそれぞれの特徴や得られるメリットを解説いただき、どんな人に向いているのかアドバイスをいただきました!

ピラティスとは?

ピラティスをする女性
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ピラティスとは、ジョセフ・ピラティスさんが考案したメソッドで行われるエクササイズの一つです。動きのポイントは骨盤と背骨にあり、いつまでも健康で若々しく過ごすためには、特に背骨の柔軟性が大切だという考えに基づいています。

ヨガとは違って胸式呼吸で行うのも特徴です。体の中心にある背骨を整えることで全身のアライメントが整えられて、効果的に体や心を鍛えることができます。

また、解剖学を駆使したメソッドのため、整形外科などでリハビリの一環としても用いられています。

ヨガとは?

ヨガをする女性
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ヨガに「結ぶ」という意味があることを知っている方も多いのではないでしょうか。

ヨガの本来の目的は深い瞑想につながっています。そのため、ヨガのアーサ(ポーズ)は、長く瞑想するときに不快感なく座っていられるようにする準備運動だといえます。

深い腹式呼吸とポーズを連動させてヨガを行うことにより、方々へ散ってしまっている心を呼び戻し、自分とつながることで「今ここ」に気づくことができるようになります。

ピラティスのメリット

ヨガ教室の様子
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体の歪みを整える

背骨や骨盤を意識して動かすことで体の歪みが整えられ、歪みによって引き起こされていた痛みや不快感をやわらげることができます。

基礎代謝を上げる

ピラティスではインナーマッスルを意識してポーズを行います。体の深層部を効果的に鍛えることができるため、基礎代謝アップも期待できます。マシンや数種類の道具を用いれば、さらに効果を実感できるでしょう。

前向きな気持ちになる

胸式呼吸での深い呼吸を繰り返すことで心身の調子が整い、気持ちを前向きにハッピーにしてくれます。

ヨガのメリット

柔軟をする女性
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交感神経と副交感神経のバランスが整う

深い呼吸を行いながらポーズを取ることで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、心も体も軽やかにすることができます。

自己肯定感が高まる

ヨガが大切にしているのは心とのつながり。自分自身とつながることで自分を認め、「今ここ」に気づくことができます。他人を羨んだり他人と自分を比較することなく、自己肯定感を高めることができます。

柔軟性が高まる

深い呼吸とともにポーズを行うことで、体の余計な力みを取ることができます。自然と柔軟性も高まり、しなやかな体づくりに役立ちます。

むくみ改善・デトックス効果

柔軟性が高まり、体の各所の滞りが解消されることで、むくみ改善や高いデトックス効果が期待できます。

ピラティスがおすすめな人、ヨガがおすすめな人

ヨガマットを担いでいる女性
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体を鍛えたい人はピラティスがおすすめ

ピラティスをおすすめしたいのは、とにかく体をしっかり鍛えたい、歪みやアンバランスさを整えたいという人です。ピラティスはリハビリにも用いられているため、体に痛みや違和感があるという人にもおすすめできます。

精神的な安らぎを求めている人はヨガがおすすめ

ヨガはストレスを軽減させたい、感情をコントロールしたいという人におすすめです。マットの上で自分の心に集中してヨガを行うことで、波立つ心がフラットな状態になり、精神的な安らぎを得ることができます。

体や心の声に耳を傾けて目的別に選ぼう

海辺でヨガマットを持って談笑している女性たち
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まずは、いま自分が何を求めているのかに耳を傾けてみましょう。そのうえで、体を整えたいときはピラティス、より心に重点を置きたいときはヨガ、といった具体に選んでいくとよいでしょう。

ピラティスやヨガを通じて、自分らしく生き生きと過ごすヒントを見つけていってくださいね。

執筆者:
Hikaru