【タイガーナッツダイエット】注目のスーパーフードの効果とは？

タイガーナッツは、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年生植物の根茎（こんけい・地中に埋まっていて根のように見える茎）です。植物が成長するための栄養を豊富に含み、一品で規格外の栄養素がとれる「スーパーフード」でもあります。

英国オックスフォード大学の研究論文によると、200万年前から食用として存在していました。

参考
Ancient human ancestor 'Nutcracker Man' lived on tiger nuts | University of Oxford

近年はカロリーを抑えるダイエット食よりも、代謝をサポートするビタミンとミネラルを摂る栄養摂取型のダイエット食が人気です。

なかでも注目されているのがスーパーフードと呼ばれる食べ物。タイガーナッツは代謝を助けるビタミン類や、体調を整える良質な脂肪酸が含まれているため、ダイエット食として効果が期待できます。

健康に役立つ細菌のエサとなり、腸内フローラを改善する働きを「プレバイオティクス効果」といいます。

タイガーナッツは、食物繊維が豊富なことで知られるアーモンドよりもさらに多くの繊維を含む食材です。痩せている方の多くは「痩せ菌」と呼ばれる腸内細菌を持っているとされています。この「痩せ菌」は食物繊維をエサして生息、増殖するため、タイガーナッツを摂ることで痩せ型の腸内環境づくりが目指せるでしょう。

また、タイガーナッツは便秘の方にもおすすめ。本来毎日あるべきお通じがないのは、腸内細菌のバランスが崩れている可能性が高いです。そんな状態でダイエットに挑戦しても、むくみで体重が増加したり、老廃物で体調を崩して消費カロリーが低下しがちになったり……とうまくいかないこともしばしば。

タイガーナッツの力を借りて、少しずつ痩せ型の腸内環境をつくっていきましょう。

ビタミンEは血流をスムーズにする栄養素です。血流が促進されることで栄養素の運搬がスムーズになるため、代謝やむくみの改善効果が期待できるでしょう。

タイガーナッツ100gで1日分のビタミンEが補えると言われています。

タイガーナッツは根茎なので、ジャガイモようにスターチ（糖質の一種）を多く含みます。ご飯代わりとして、自分にあった量を食べると良いでしょう。

食べるタイミングは朝〜日中であればいつでも大丈夫です。食べる量は置き換えるご飯のボリュームに合わせます。握りこぶし1つ分のタイガーナッツを召し上がった場合は、握りこぶし1つ分のご飯を減らして1日の食事を調整してください。

タイガーナッツはプレバイオティクスの働きを持つため、プレバイオティクスを栄養源として腸内フローラに良い影響を与える微生物（プロバイオティクス）と一緒に摂ることで、相乗効果が期待できます。代表的なプロバイオティクスが、ヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品です。

タイガーナッツとご飯置き換える場合、水分不足に十分注意してください。タイガーナッツは乾燥した状態で摂る場合が多く、食事から摂れる水分量が減ってしまうためです。

お米は重量の60％以上が水分なので、毎食のお米から摂る水分量はあなどれません。水分は血液のもととなるだけでなく、便の主要な成分としても重要です。タイガーナッツダイエットに取り組む際は、意識的に水分を補給しましょう。体格による差はありますが、大人の場合1日2リットルを目安として、こまめに水を飲んでください。

豊富な栄養素を含むタイガーナッツ。腸内環境を整える効果が期待できるため、ご飯代わりに食べることで、健康で太りづらい体質を目指すことが可能です。ぜひ、毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか？