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むくみ・くすみは「リンパ流し」で解消!専門家がやり方を簡単解説

全米ヨガアライアンス 、フィジカルトレーナー、スポーツリズムトレーニング デュフューザー資格を取得。エアリアルヨガのスタジオで空中ヨガやフローヨガのレッスンを行っています!
2019年07月29日
むくみやくすみの解消や、ダイエット効果が期待できる「リンパ流し」。自分で簡単に行う方法を知りたい方も多いのでは?今回はヨガインストラクターのHikaru先生に、やり方の手順をわかりやすく教えていただきました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

リンパ流しとは?

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リンパ流しとは、全身にあるリンパ液の流れを促し、リンパ管内の老廃物や異物の排出を促進させるメンテナンス法です。各リンパ節までリンパ液を流すことで、老廃物が濾過され排出されます。

リンパ液は筋肉が収縮運動することによって流れるため、運動不足の方や座りっぱなしの方はリンパが滞りやすくなってしまうもの。リンパの流れが滞り、老廃物などが溜まってしまうと、体にさまざまな不調が現れる場合があります。

リンパ流しで期待できる効果

足のケアをする女性

むくみの解消

リンパ流しは、全身のむくみの改善に効果的。しっかりとリンパ管の位置を把握して流すことで、停滞しているリンパ液の流れがスムーズになり、むくみ改善に役立ちます。

ダイエット効果

全身のリンパの流れがスムーズになることで代謝が上がるため、痩せにくかった方も痩せやすい体質になることが期待できます。

くすみの改善

リンパの流れをスムーズにすると血液の流れもスムーズになるため、くすんでいた肌のトーンアップも望めます。

免疫機能の向上

リンパが流れて老廃物が排出することにより、免疫機能も上がると言われています。

リンパ流しを行うための事前準備

ヨガをする女性
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リンパ流しを効果的に行うためには、事前に体をほぐしておくことがポイント。ヨガやストレッチなどで体を柔らかくしておくと、リンパ流しの効果に大きな差が生まれます。

このとき意識してほしいのがリンパ節です。リンパ節はリンパ液を濾過してくれる要所のため、リンパ節の滞り(詰まり)をなくしておくことが大事です。特に脇や鼠蹊部(そけいぶ)などのリンパ節はよくほぐしておくようにましょう。

部位別のリンパの流し方

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首のリンパの流し方

耳の後ろあたりから鎖骨までを上から下へ、指でやさしくつまむようにほぐします。その後、指4本で少し圧をかけながら、撫でるように上から下へリンパを流していきましょう。

鎖骨まで流し終えたら次は拳をつくり、拳の第二関節を使って、鎖骨の下から脇へ向かって強めに圧をかけながら流していきます。

いずれも、マッサージクリームやオイルなどを使って、滑りを良くして行うのがポイントです。

膝下のリンパの流し方 

弁慶の泣き所と言われる脛(すね)の骨の外側を、両手の親指で強く圧をかけながら、足首から膝下にかけて流していきます。

続いて裏側です。むくんでいると特に老廃物が溜まりやすいのが、内くるぶしとアキレス腱の間。ここを下から上へかけて15㎝ほど、足とは反対側の手の親指でしっかり圧をかけてほぐします。

最後は両手で親指が上にくるように脚を持ち、膝下全体を下から上へ圧をかけながら流してから、膝の裏のリンパ節をよくほぐします。

むくみがひどい方は、特に膝裏のリンパ節がゴリゴリとしていると思います。そんなときは無理にほぐそうとせず、やさしくじっくりほぐすようにしましょう。

日常にリンパ流しを取り入れよう

足をマッサージする女性
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ご紹介したリンパ流しは、いずれも自分の手で簡単に行えるセルフメンテです。手順さえマスターすれば、デスクワークの合間や家でくつろいでいるときにも気軽に行えます。

自分の体をいたわり、気持ちの良い毎日を送るためにも、ぜひ日常に取り入れてみてくださいね。

執筆者:
Hikaru