「食べ過ぎリセット」の食事メニューとは？翌日はコレを食べよう！

まずは、食べる量を減らすこと。食べ過ぎてしまったときは、大腸で消化しきれなかった「未消化物」が胃に停滞していると考えられます。食べる量を減らさないと消化が追いつきません。

食事の量を減らすとともに、食材も消化の良いものを選びます。脂っこいものは消化しにくいため、煮る、蒸す、茹でるなどの調理法で脂を落とすことを意識すると◎。辛いものも避けるのがベターです。

食べ過ぎてしまったときは消化にエネルギーを使っているため、特に翌朝はダルさを感じることが多いと思います。消化が良い食材と調理法に気をつけて食事を摂りましょう。

おすすめの朝食メニューはお粥です。朝はなにかと忙しいもの。お粥は生米を沸騰したお湯に入れてコトコト煮るだけでOKなので、煮ている間に朝の準備ができ、忙しい朝にピッタリです。

お粥には、胃の調子を整える梅干しを添えるとよいでしょう。

ランチタイムには、サクッと食べられる麺類を選ぶ方も多いと思います。麺類にもたくさんの種類がありますが、食べ過ぎたときにおすすめなのはソバです。なかでも大根おろしソバがGood！

なぜかというと、食べ過ぎたときは「胃熱(いねつ)」といって、胃に熱がこもっている可能性が高いと中医学では考えられています。胃に熱がこもってしまうと、食欲が増し、食べても食べても空腹を感じやすくなってしまうため、熱を取り除く必要があるのです。

そこで活躍する食材が、大根やソバ。胃の熱を取り除き、食べ過ぎて消化しにくくなっている胃の調子を整えてくれます。

夕飯は1日のなかでも軽めにしましょう。おすすめは胃にやさしいスープです。具材には山芋、じゃがいも、キャベツ、白菜、豆類などの胃にやさしい食材を選び、消化がしやすいように細かく切って煮るのがポイント。

副菜には、胃の熱を鎮めるトマト、セロリ、キュウリ、豆腐などの食材使ったものを取り入れられると理想的。手軽なメニューとしては、冷やっこやスライストマトなどがありますね。

アルコールも胃に熱を生む原因になるといわれています。食べ過ぎたと感じるときは、アルコールはしばらくお休みしましょう。

食欲がわかないときは、無理に食べる必要はありません。お腹がすかないということは消化が追いついていない証拠です。空腹を感じるようになったら、消化の良いお粥やスープなどを食べましょう。胃腸を休める時間をつくることも大切です。

食べ過ぎてしまうときは、何かしらのストレスを感じていることが多いもの。しかし、ストレスを食で発散させると結果的に体を疲労させてしまいます。そこでおすすめしたいのが、食以外でストレスを発散させること。

なかでも運動は、気のめぐりを良くしてストレスを緩和してくれるといわれています。ヨガなどゆっくりした動きよりは、ランニングやボクシングエクササイズなど、たくさん動いて汗をかくような運動がおすすめです。

食べ過ぎてしまったときは、胃が重たかったり体がダルかったりといった症状を感じる方は多いでしょう。体に負担がかかっているため、いつも以上に体の声に耳を傾けることが大切です。

体が欲することや、体にやさしい食事をこころがけて、本来の調子を取り戻してくださいね。