食べ過ぎた翌日は太らない対策を!栄養士が教える後悔しない方法
食べ過ぎた翌日の過ごし方
糖質を控えて体を動かす
食べ過ぎは「エネルギー過剰になり体内に糖分が余っている状況」です。
そのまま消費せずに過ごすと、行き場の無い糖分は、徐々に体脂肪として体内に蓄積していきます。逆に、余っている糖分を使う機会をつくることで、体脂肪としての蓄積を防ぐことができます。
体を動かすといってもハードなスポーツをする必要はありません。1日10,000歩を目標に歩いてみたり、お風呂掃除やぞうきんがけなど全身を使う家事をやってみることでも充分です。またこの日は、甘い物や大盛りのごはん、麺類などは控えましょう。
水分をしっかりと摂る
食べ過ぎの翌日は、血液中の糖分や脂質が増えており、血液がドロっとした状態になっている可能性が高いです。
血液は、栄養分や老廃物を運ぶ役割を担っているため、ドロドロの状態だと体調不良の原因になることがあります。
それを防ぐためにも、積極的に水分をとって、血液の状態を良くしましょう。1日の水分摂取量目安は「体重kg✕30ml」です。例えば体重50kgの方の場合、1日1,500ml以上は摂るようにしましょう。
食べ過ぎた翌日に食べるといいもの
もずく
食べ過ぎの翌日は積極的に「水溶性食物繊維」をとることをおすすめします。水溶性食物繊維は、便のもととなり老廃物を外に出す役割をもちます。
水溶性食物繊維がおとれるおすすめの食べ物のひとつがもずくです。
もずくにはぬるっとした海藻独特の食感があります。この食感こそ、フコイダンという水溶性食物繊維の一種です。酢の物や味噌汁で、低カロリーなおかずで食べるようにしましょう。この日は天ぷらで食べるのはNGです。
納豆
納豆のねばねば成分にも、実は水溶性食物繊維が含まれています。それだけでなくナットウキナーゼという酵素が血液をサラサラにする役割を持つため、食べ過ぎの翌日には最適な食材といえます。
朝食の定番になりがちですが、小腹が空いたときの間食としてもおすすめです。
増えてしまった体重を戻す方法
むくみ解消
食べ過ぎの翌日は「むくみ」と「食べたものそのものの重量」により一時的に体重が増加するものです。
翌日は、しっかりと水分をとり代謝をあげつつ、塩分や糖分を控えめにしましょう。具体的には、ドレッシングを少なめにかけたサラダを食べたり、ご飯はいつもの1/2量くらいを意識されると良いでしょう。
時間をつくって長めにお風呂に入って汗をかくのもおすすめです。
排出をして体脂肪の定着を防ぐ
食べたそのものの重量は、12時間〜24時間かけて消化が完了し尿や便として排泄されることで落とせます。急激に増えたからといって、焦ったりやけになる必要はありません。
ちなみに、食べ過ぎた分は血液中の糖分となり、およそ48時間かけて体脂肪になります。翌日中に、低糖質や水分をたっぷりとること、汗をかくことなど調整をすることで、体脂肪として定着させることを防ぐことができます。
食べ過ぎた翌日にしてはいけない行動
暴飲暴食
食べすぎても48時間以内に調整をすれば体脂肪になるのを防ぐことができます。
しかし、ダイエットカウンセリングをしていると、意外にもこのことを知らない方が多く、諦めてしまったり、やけになってしまったりして、連日食べ過ぎをしてしまうことも多いのです。とてももったいないNG行動だと思います。
水分を控える
さらに体重が増えてしまうことを恐れて、水分を控えてしまうことです。
水分を控えると、血液の流れが悪くなり代謝が落ち、老廃物が体の中に増えることで体調不良につながります。食べ過ぎの翌日こそ、水分をしっかりととることです。ぜひ覚えておいてくださいね。
食べ過ぎた翌日は焦らない!
「食べ過ぎた!」ということは、誰しも経験があることでしょう。そんなときは後悔する必要はありません。しっかりと翌日に調整をすれば太ることもありません。
まず食べ過ぎた後の体の状態を知って、ひとつずつ対策をうっていきましょう。
- 執筆者:
- マカロン