【3日間のプチ断食】正しい方法と注意点をわかりやすく解説!
プチ断食が注目されているのはなぜ?
プチ断食を行うと、内臓が休まり体をリセットさせることができます。具体的にはホルモンバランスが整うことで、代謝アップ、免疫向上、血中脂質の低下、便秘の解消、毒素排出などいろいろな効果が期待でき、痩せやすい体をつくることができるのです。
ダイエット効果はもちろんのこと、美容効果も期待ができると注目を集めています。
3日間のプチ断食の正しい方法
1日目(準備期)
プチ断食は、1日目は準備期、2日目は断食実行期、3日目は回復期という流れに沿って行います。
まず1日目は、朝と昼は普段通りに食事をし、夜は肉、魚、卵、豆腐などのたんぱく質は摂らず、代わりに「酵素ドリンク」を飲みます。
酵素ドリンクを飲むのはなぜ?
酵素ドリンクは、体に備わっている消化酵素の働きを助けてくれるもの。また、たんぱく質を摂らないぶんお腹が空きやすくなっているはずですから、酵素ドリンクを飲むことで満腹感を得られ、食欲を抑えられるというメリットもあります。
酵素ドリンクはどんなものを選ぶといい?
酵素ドリンクは、安息香酸ナトリウムなどの添加物を使用していないもの、砂糖を使用していないものを選びます。
また、体の代謝に大きく関わっているビタミンB群、マグネシウムやカリウムなどのミネラル類、脂肪燃焼をサポートするカルニチン、肝臓の働きを助けて毒素を排出するオルニチンなどが含まれているものが良いです。
2日目(断食実行期)
朝起きたら、コップ1杯程度の白湯を飲みましょう。白湯で体を温めることによって血流が促され、毒素を排出しやすくなります。
以降は終日、酵素ドリンクと水分2リットルをこまめに飲みます。水分はミネラルウォーターや50℃以下の白湯、無糖の炭酸水やノンカフェインのお茶を選んでください。
3日目(回復期)
回復期は、食事の取り方がとても大切です。
朝食は「お粥と梅干しと酵素ドリンク」、昼食は「お粥と梅干しと野菜のみのスープ」、夕食は「お粥と梅干しと野菜のみのスープと野菜のみのサラダ」を食べます。野菜のみのスープは、無添加の味噌であれば味噌汁でもOKです。
プチ断食をした後の体は、栄養素を吸収しやすい状態です。低カロリーで胃に負担をかけにくいお粥から食べ、徐々に体を慣らしていく必要があります。
プチ断食がおすすめな人は?
3日間のプチ断食がおすすめなのは、乱れた内臓環境を整えたい方です。
例えば、生活が不規則な方、食生活が乱れがちな方、外食ばかりの方、体重が増えてきた方、代謝が落ちてきている方、便秘に悩んでいる方など。これらの方は同じ生活を続けていると、内臓環境の悪さが影響し、糖尿病、高血圧、心疾患、脳血管疾患などの病気を招いてしまう可能性があります。
プチ断食を行って体から毒素を排出し、内臓環境を整えることが健康への一歩です。
プチ断食をしてはいけない人は?
中学生以下の方
成長段階にある中学生以下の方は、しっかりと食事をして必要な栄養素を摂らなければなりません。この時期にプチ断食をしてしまうと、成長に影響が出る恐れがあります。
妊産婦の方
妊娠中や授乳中は、赤ちゃんにしっかり栄養を届けないといけません。この時期にプチ断食を行ってしまうと必要な栄養を摂ることができず、母体にも赤ちゃんにも危険です。
生理前や生理中の方
生理前や生理中は体調を崩しやすい方も多いため、あまりおすすめできません。
持病を持っている方
持病を持っている方は、プチ断食をすることにより持病が悪化する可能性があります。加えて、プチ断食は基本的に内臓を休ませることが目的のため、持病の薬を飲むことができなくなります。
アレルギーがある方
酵素ドリンクにはアレルギー反応を起こす物質が含まれている場合があります。アレルギーがある方は、酵素ドリンクの原材料をよくチェックするようにしましょう。
3日間のプチ断食の注意点
酵素ドリンクをしっかり飲む
プチ断食では、水だけではなく酵素ドリンクを飲むことが重要です。
水だけで断食すると内臓が完全に休息モードになってしまうため、プチ断食後の栄養素の吸収が早くなり、体重増加の原因につながります。酵素ドリンクを飲んで、少しでも内臓を動かすことが必要です。
白湯は50℃以下にする
酵素は熱に弱く50℃ぐらいで死んでしまうため、白湯を飲むときは50℃以下にして飲みましょう。
たんぱく質を摂らない
たんぱく質は消化するのに時間がかかるもの。消化に時間がかかるとプチ断食の効果が出にくくなります。
カロリーと脂質は控える
高カロリーや高脂肪のものは内臓に負担をかけるため、食事はあっさりとした味付けが基本。サラダにかけるドレッシングもノンオイルにするのが望ましいです。
夕食は20時までに終わらせる
夜遅い時間に食事をすると、消化が終わっていない状態で翌朝を迎えてしまうことも。プチ断食の効果が出にくくなります。
頭痛がしたら中止する
2日目の断食実行期に血糖値が下がりすぎる方がいます。
血糖値が下がったときの症状のひとつに頭痛がありますが、この場合は飴を舐めたりチョコレートを1口食べたりすることで血糖値を上げ、症状を抑えることができるはずです。
しかし、それでも頭痛が続くようであれば、ただちにプチ断食を中止してください。プチ断食は体の状態を見極めながら行うことが大切です。
正しいプチ断食で体をリセットさせよう
3日間のプチ断食は、比較的手軽に行える健康法です。その気になれば明日からでもチャレンジできるでしょう。しかし、誤った方法で行うと、効果が出にくいばかりか体に負担をかけてしまうことも。注意点をよく理解して行うことが大事です。
正しい方法を覚えて、体をリセットさせる気持ち良さを十分に体感してみてくださいね。
- 執筆者:
- *satomi*