【トマトダイエット】専門家が教える効果的な方法と美味しい食べ方
トマトダイエットの期待できる効果
トマトは血液を健康にして動脈硬化などの生活習慣病やがんを予防し、アンチエイジングに役立ちます。
β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEと3大抗酸化ビタミンを含んでいます。最近の研究では、含まれるリコピンという赤い色素にそれらをしのぐほどの強力な抗酸化作用があることが証明されました。
《E.K先生からの一言》
トマトに含まれる栄養素は熱にも強く、うまみ成分も多いため様々な料理に使うことが出来ます。
また、カロリーも低いため、トマトが好きであればずっと続けても良いほど、健康と美容に効果的な、ダイエット法といえます。
トマトダイエットのやり方
一日あたりトマト2個
リコピンの摂取量は、一日15~20mgが理想とされています。
トマト100gに対して3mg程度のリコピンが含まれますので、トマトを一日あたり2個(500g)食べると効果的だといえます。ミニトマトであれば17個程度です。
塩分など添加物がなければ缶詰でも構いません。相当量を食事に取り入れてください。トマトを食べてから食事を始めると、食欲のコントロールや水分補給が可能です。
粉砕・加熱での摂取が効果的
トマトは粉砕、加熱されていた方が、そのまま食べるよりもリコピンを吸収しやすく効果的です。
また、含まれる栄養素は油に溶けるものが多いため、オリーブ油など適度な脂質と共に摂取すると良いでしょう。
トマトダイエットにおすすめのレシピ
カプレーゼ
切ったトマトと、モッツァレラチーズ、バジルを盛付け、オリーブ油と岩塩などミネラルが多めの塩をかけます。
手軽にできて、チーズの酵素とタンパク質、脂質をバランスよく同時に摂取出来ます。モッツァレラチーズはチーズの中でもカロリー、糖質が少ないという点もおすすめです。
ミネストローネ
玉ねぎ、にんじん、キャベツを賽の目状い切り、トマト缶で煮込みます。
ジャガイモやベーコンを入れることでボリュームも調整出来、またニンニクやクミンで香りづけすることでローカロリーながらも味にパンチが出ます。作り置き出来ることも魅力です。
アクアパッツァ
白身魚とアサリ、プチトマトをオリーブ油(または白ワイン)、ニンニクで煮込みます。魚介類やトマトから水分や旨み成分が多く出るため、オリーブ油(または白ワイン)や塩分はほんの少しで済みます。
タジン鍋などの無水調理器具を使うとさらにヘルシーに仕上げることが出来ます。
トマトダイエットをする際の注意点
体を冷やさない
トマトは水分量が多く含まれるため、体を冷やします。
消化器官を冷やすことはあまり健康的とはいえないため、トマトを摂取する際は温度に気を付けましょう。
食事量とのバランスを考える
いくら健康的とはいえ、トマトにも含まれない栄養素はたくさんあります。トマトのみのしか食べない、置き換えダイエットは危険なので行わないようにしましょう。
反対に、ただトマトを日常の食事に追加して食べるだけでは、いたずらに摂取カロリーを増やすだけです。
上述でご紹介したトマト2個分(約500g)を適量とするかは、食事量とのバランスをみながら調節しましょう。
トマトで健康的にダイエット
トマトは生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果的で、栄養素は熱にも強いものが多いので取り入れやすいダイエット法です。
しかし、置き換えダイエットは危険ですので、トマトダイエットをする際はバランス良く取り入れて、健康的なダイエット生活を目指してくださいね。
- 執筆者:
- E.K