「塩抜きダイエット」の食事のコツ!食生活アドバイザーが方法を伝授 「塩抜きダイエット」の食事のコツ!食生活アドバイザーが方法を伝授
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「塩抜きダイエット」の食事のコツ!食生活アドバイザーが方法を伝授

《修得資格》 ◆ フードコーディネーター ◆ 食生活アドバイザー ◆ 調理師 ◆ 認定心理士・健康心理士 心と身体を中心に、健康的な食生活の研究をしています!
2019年05月16日
「塩抜きダイエット」とは、塩分を控えることでむくみ解消や代謝アップも望めるダイエット方法。上手に取り入れるには押さえておきたいポイントや注意点もたくさんあります!今回は、食生活アドバイザーのE.K先生に「塩抜きダイエット」のやり方をご紹介いただきました。

「塩抜きダイエット」で期待できる効果

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むくみ解消・代謝アップ
塩分を控えることで体内に溜め込んだ余分な水分を身体の外に排出することができ、むくみの解消へとつながります。

体温も上げやすくなるため、間接的な温活になります。代謝が良くなるとエネルギーを燃焼しやすい身体を作れるので、ダイエットに最も効果的です。

味覚のリセット
コンビニ・ファストフード・外食などで現代人は濃い味付けに慣れ、自然と自炊でも味付けを濃くしがちです。塩抜きの期間を設けることで、麻痺した味覚を取り戻し、薄味でも満足できるようになります。

結果、濃い味のお菓子や食品に飽きやすくなり、カロリーセーブが容易になります。

塩抜きダイエットで考えられるデメリット

塩抜きダイエット デメリット
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現代の日本人の食生活で塩分を抜くことは、想像以上に手間がかかります。スナック菓子類はもちろん、加工食品は食パンですら食塩が使われているため、自炊することがほぼ必須条件になります。

自炊にあたっても、日本の調味料には多く塩分が含まれているため、注意が必要です。塩抜きダイエットをするにあたり、味噌や醤油、市販のだし、コンソメやオイスターソースなども使えません。

自炊に慣れていない方の場合は、調理の大変さで諦めてしまうケースも少なくありません。

食生活アドバイザー推奨!塩抜きダイエットのやり方

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塩分・ナトリウムを控える
食品・飲料を買うときは、塩分ナトリウムが含まれていないものを選びます。加工食品や菓子類を控えて、間食は塩分不使用のナッツやドライフルーツがおすすめです。

水を多くとる
1日2リットルを目安に、水を多く取りましょう。理想としては塩分を控えることで味覚が鋭敏になり、自然とお茶やコーヒーではなく、水を飲みたくなることです。

生鮮食品を使う
自炊では魚料理を避け(魚介類を使用する場合は水につけ、塩抜きをします)、生鮮食品を使うようにします。

手間はかかりますが、きちんと鰹節や昆布からだしを取ると味付けに物足りなさを感じることがありません。週末のお休みにだしを多めに取っておき、それを活用して野菜や肉類を煮込み、さつま汁を作ると平日の自炊の手間が省けます。

うまみ成分であるグルタミン酸を多く含むトマトや、お酢を使った調理もおすすめです。

塩抜きダイエットの注意点

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3日以上続けない
長く続けるとナトリウム欠乏症となり、意識障害・筋肉のけいれん・血圧低下などを引き起こす可能性があると考えられます。3日以上の塩抜きダイエットは、絶対におこなわないようにしてください。

夏場・スポーツ時は避ける
たくさん汗をかいて塩分が失われる夏場や、スポーツ時も避ける必要があります。体を動かす仕事をなさっている方にもおすすめできません。

回復食に注意
回復食にも注意が必要です。いきなり塩分濃度の高いものを食すと、血圧が一気に上がるため血管に負担がかかります。

塩分は浸透圧に深く関わり、体液の循環に大きな影響を及ぼすと考えられています。結果が出にくくても長期間はおこなわず、コンスタントに繰り返し生活に取り込むことがおすすめです。

塩抜きダイエットを賢く取り入れてみよう

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塩抜きダイエットは注意して取り入れれば、濃い味付けに慣れた味覚をリセットできたり嬉しい効果も望めます。

今回ご紹介したやり方・注意点に気を付けていただきながら、上手に塩抜きダイエットを取り入れてみてくださいね。

執筆者:
E.K