もう間違えない!正しく「ヒップアップ」するピラティスエクササイズ
今回は、約100年の歴史があるピラティスのエクササイズで、正しい体の使い方でヒップアップをする方法をご紹介致します。
「腰を反る=ヒップアップ」ではない
腰を反らせると、ヒップは上がったように見えますが、実はお尻やお腹の筋肉はゆるんでいます。
私たちの体の凹凸、メリハリは筋肉が土台となって作られるので、筋肉の力が抜けたままでいると、垂れ下がったメリハリのない体になってしまう可能性があるのです。
ピラティスは、ヒップの筋肉を正しく使ってつけることができる
ピラティスは、整形外科のリハビリにもそのエッセンスが用いられたり、プロスポーツ選手もメソッドを取り入れたりしています。
科学的・効果的な姿勢と筋肉の使い方を学ぶメソッドです。
ヒップアップなら、骨盤の位置を正しく整え、腰などを痛めないように、周辺の筋肉とのバランスを取りながら、ヒップのメリハリを作ることができるのです。
スイミングの脚エクササイズ
それでは、正しいヒップアップのためのピラティスエクササイズを行ってみましょう。
うつ伏せになり、おでこの下に手を重ねます。両足は腰幅に伸ばし、かかとは天井を向くようにします。恥骨を床に押しつけ、下腹を凹ませたままにします。
息を吸って、吐きながら股関節から右足を長く引き抜くように伸ばしつつ持ち上げます。腰は反らず、ヒップとももの裏側の筋肉を使いましょう。
吸いながら下ろして、吐きながら左足を同様に持ち上げます。呼吸に合わせて、交互に10回ずつ行います。
横向き脚上げエクササイズ
横向きに一直線になって寝ます。上の脚を股関節から引き抜くように伸ばして、床と平行にします。下のウエストにくびれを作ったままにします。
体が前後に倒れないように気をつけながら、息を吐いてさらに上の脚を長く引き抜きながら体の横に(鉛直方向)持ち上げ、吸いながら床と平行まで下ろすことを、呼吸に合わせてゆっくり10回繰り返します。反対側でも同様に行います。
おわりに
いかがでしたか?うつ伏せと横向きで、それぞれ違った面からヒップの筋肉に刺激を与えて立体感を作り、お腹を凹ませたまま行うため、ウエストのくびれとヒップのメリハリを作るのに役立ちます。チャレンジしてみて下さいね。
- 執筆者:
- 美宅 玲子