ラーメンに揚げ物…、脂っこい物を食べ過ぎた!と思った時のケア3つ
1.胃腸系システムが喜ぶ、お茶や食材を取り入れる
お酒、揚げ物、脂っこい物ってとても美味しいのですが、体に負担になるものが多いんですよね・・・。中医学の世界でも、脾という胃腸系システムがこれらを苦手としています。
脾は、食べたものをエッセンスに変えて全身に栄養を届ける臓腑のことを言います。この脾という臓腑は実は苦手なものが多く、ストレスや湿気なども原因になりますし、冷たい物・脂っこい物・味が濃い物など食べ物からダメージを受ける場合もあります。ですのでお酒やラーメンなどの脂っこい物、揚げ物など美味しい物は脾にとてもダメージを与えてしまう恐れがあります。
ですので食べた後、飲んだ後のケアがとても大切。今回は脾を整えてあげるためにおすすめの食材を記載しますね。
■おすすめ食材・飲み物
プーアール茶・ハトムギ・大麦・うるち米・黒豆・白菜・大根・にんじん・ねぎ・しょうが・小松菜・とうもろこし・茄子・りんご・オレンジ・いわし・ぶりなど
これらの食材を使ってご飯を作りましょう!調理法は炒めたり揚げ物にしてしまうと負担がかかりますので、蒸すか煮る!味付けも薄めにを心がけましょう。
2.食べ過ぎたな…と感じた次の日は、お粥を食べて胃腸系システムを休ませる。
ビールに揚げ物、味が濃い物・・美味しく飲んだり食べたりした後の胃腸系システムはとても疲れています。ですのでそのままいつも通りの食生活に戻すと胃腸系システムがダメージを受けてしまいます。普通の食事に戻す前に、消化に良いものを頂き胃腸系システムを休ませてあげましょう。
それにはお粥がとてもおすすめ!食べ過ぎた後って消化にすごくエネルギーを使うので、消化しやすいお粥を頂くことで休ませてあげることが出来ます。また、お米には体にパワーを与えてくれるほかに胃腸を丈夫にし、消化吸収機能を回復させてくれるパワーもあるので食べ過ぎたな・・と感じた後の食事にとてもおすすめです。
今はスーパーでもお粥が簡単に手に入りますし、お粥専門店もありますので胃がお疲れだな・・と感じたらお粥をぜひ取り入れてみてくださいね!
3.「好きなものを好きに食べてもOK」な日の予定をたてる。
これが意外と大切なんです!体に負担になるのを分かっていて暴飲暴食してしまう時が、一番気持ち的にもモヤモヤしてしまいませんか?「あーまたやっちゃった・・」みたいに自分を責めてしまったりなんてこともあるはずです。
ですので「この日は好きなものを気にしないで食べてOKな日」を作ることで、自分を責めることなく美味しく好きなものを食べることが出来ます。
また、「好きに食べてもいい日」を設けることで、その日を楽しみに普段のお食事を整えていき、美味しく食べようというモチベーションにもなりますよ!月に1回気の合う友人と美味しいお酒とご飯を楽しむ会なんて作ってもいいですね♪
終わりに・・・
好きなものを食べる時間って至福な時。でもメリハリを持って頂かないと身体にも負担がかかります。好きなものを美味しく食べる為にも、ぜひ今回ご紹介した事を生活に取り入れてみてくださいね!
現代の食卓に生かす「食物性味表」,日本中医食養学会 (著), 仙頭 正四郎 (監修), 国立北京中医薬大学日本校 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖,植木 もも子 (監修), 喩 静,西東社
- 執筆者:
- 倉口 ゆうみ