冷えるお腹をぽかぽかに!寝る前1分カエルのポーズ 冷えるお腹をぽかぽかに!寝る前1分カエルのポーズ
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冷えるお腹をぽかぽかに!寝る前1分の「カエルのポーズ」

「マナヨガ」代表。ヨガ、整体、リフレクソロジー、体幹トレーニング、ストレッチメソッド等、専門家の下で学びながら実践し研究を続け、オリジナルのマナメソッドを発案。ヨガと調和させた形でレッスンを行い、心と…
2017年12月23日
お腹やお尻を触ってみると、その部分だけ冷たく感じる事はありませんか?冷たく感じたらそれは下半身が冷えているサイン。そんな時は、お腹がぽっかぽかに温まるカエル足のポーズでケアしましょう。冷えて仕方のないお腹周りをじんわり温めてくれます。

開脚とは違う、お腹が温まるポーズ

カエル足のポーズも、開脚と同様に両脚を開いて行うポーズです。柔軟性が必要で、体が硬い方は補助器具などでの支えが必要ですが、お腹の中からじんわりぽかぽかに温まる感覚を味わえる私もお気に入りのポーズです。

脚を広げるなら、開脚でもいいのでは?そう思うでしょうが、開脚がある程度得意な方でも、このポーズになるとなかなか脚が開いてくれないという方も多いのです。

カエルのポーズ
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開脚はお尻を床につけて座る状態から始めます。腰回りは脚はある程度自由が利き、腰を前に倒す時に脚周りが動かせるので、体がバランスをとりながらポーズを深めていくことができます。

カエル足のポーズは、両膝を床につけた四つん這いの姿勢からスタートするので、両膝がロックされます。その状態から脚を開くので、股関節周りをしっかり開いていかないと、お腹と腰が床に沈みません。その分、しっかり股関節周りを開くことができ、滞った血流を促すことができます。

(開脚とは使う筋肉や柔軟性も異なる部位があるので上記の説明だけでは足りないのですが、ここでは省略)

カエルのポーズをやってみよう

【このポーズでの注意点!】
このポーズは決して無理をしないようにしてください。特に人に上から押してもらうようなことは絶対にNGです。自分自身の体重を使ってゆっくりと床に体を沈めていきましょう。

また、お腹が床につかなくてもOKです。よほど柔軟性のある方でないと、お腹が床に着くまでには長時間、何ヶ月、何年もかかる場合があります。お腹が床につかなくても、股関節を開いて得られる効果は十分になりますので、気持ちいと思う範囲で少しずつ練習しましょう。

■カエル足のポーズ
(1)四つん這いの姿勢になります。
(2)両腕で体を支えながら、両膝を左右に開いていきます。
(3)同時に腰とお腹を真下に下ろしていきましょう。

カエル足のポーズ
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※上から見た形

(4)両脚の膝は曲げて、足先を近づけておきます。

カエル足のポーズ
画像出典: 美LAB.

(5)自分自身の体重を使って、ゆっくり膝を左右に開きながら、腰とお腹を床に下ろしていきましょう。

(6)できる範囲でOKです。腰を下ろしていく時に、腰が痛くなるほど反ってしまう場合は、腰回りに負担のない位置まで戻しましょう。

(7)両肘をゆっくりと床に下ろして状態も沈めます。

(8)30秒~1分程度キープしてみましょう。

(9)ゆっくりとポーズを解き、楽な姿勢で刺激が抜けるまで待ちます。

(10)その後仰向けになり休みます。股関節周りからお腹までポカポカしている感覚がするのを味わっていきます

カエル足のポーズ
画像出典: 美LAB.

無理をしないで補助器具を使う

キープ中も、両脚が徐々に開いていきますので、きついと感じる場合は、段差を作って机などに肘を乗せて上半身を起こした状態から、両膝を左右に開いていく練習からするのもいいでしょう。とにかくきつい!と思う方は、やりやすいやり方をするように、上記の机などの段差を利用するか、クッションなどをを利用して持たれながら行ってみましょう。

体の重みを自然と利用するのが、一番スムーズです。お腹を床につけることを目指してしまうと、お尻を後ろに引きすぎたり、前に出しすぎたりしてしまいます。こうなると、股関節周りを開いて得られる効果を実感できないので注意してください。必ず腰とお腹を真下に沈める意識で行ってみましょう。

キツーーイ!でも気持い!カエル足のポーズをすると聞こえてくる生徒さんの声です。終えた後はぽかぽか気持ちよくて、体も気持ちもホッとします。冬の寒さにも、生理痛緩和にもオススメですよ!

執筆者:
yuuka