引き上がったヒップに!下半身のメリハリをつくるヨガ&ピラティス
後ろ側の筋肉を刺激する
日本人は、欧米人と比べて猫背が多くかがんだ姿勢になる特徴がありますが、それは体の前側の筋肉を多く使っているからと言われています。ももの前側が張るのも、そんな理由からです。
逆に、体の後ろ側の筋肉にはお尻、もも裏、背筋などがありますが、それらを使って(引き締めて)あげると、背筋が伸びて姿勢が整い、リフトアップや若返りと関係があります。
これから行うポーズやエクササイズで、それを実感してみましょう。
【ピラティス】フラットバック
足を腰幅にして立ち、両手で互いに肘をつかんで頭上に持ち上げます。それだけでもわきや肩から背筋が刺激されます。厳しい場合は両手をバンザイするだけでもいいでしょう。
息を吐きながら、骨盤から背骨をまっすぐにして前へ倒します。腰が丸まってしまう場合は、膝をゆるめてもいいでしょう。息を吸いながら、元に戻ります。5回ほど繰り返します。
慣れてきて背筋が伸ばせるようになったら、息を吐きながら上半身を骨盤からぐるりと円を描くように回したり、つま先立ちで行ったりしてみましょう。
【ヨガ】つるのポーズ
両足を前後、肩幅よりも広くして立ちます。両手を背中の後で手首同士を持つか、肘同士を持ちます。息を吸って、吐きながら骨盤から背骨をまっすぐに前へ倒します。
特に前足の膝が曲がりやすいことと思います。しかし、膝頭をももの方へ持ち上げるイメージで膝を伸ばすことで、膝周りのむくみ解消や引き締めにつながります。
脚全体をしっかりと伸ばすことが、まっすぐできれいな脚を作ります。骨盤から背骨、脚をしっかりと伸ばして、折るように上体を倒せる範囲でポーズを取り、深呼吸を繰り返し、息を吸いながら起きあがります。反対側も同様に行います。
細かく言うと、骨盤を床と平行(お尻を左右同じ高さ)にしてポーズを取った方が、より美脚引き上げ効果があります。
おわりに
いかがでしたか?体をまっすぐにしたまま前に倒すと、背中やお尻、もも裏の筋肉が刺激され、さらに起き上がって来るときもフォームを崩さずに行うと、よりヒップアップと脚の引き締めを実感できることでしょう。
背筋を伸ばすときに、お腹も薄く引っ込めるようにしてみましょう。ぜひお役立てください。
- 執筆者:
- 美宅 玲子