運動しなきゃ痩せられない?運動嫌いの人ためのダイエット
激しく運動しなくちゃ痩せられないという思い込み
「運動ってやらなきゃだめですか?」とよく聞かれますが、やらないよりも、もちろんやった方がいいです。ただ、ダイエット目的で急激に激しく負荷の高い運動を短期間行って、その後まったくやらなくなる・・・なんて状態になるのであれば、それは避けていただいた方がいいのです。
学生のときの部活を思い出してください。部活を引退したとたんに運動をしなくなり、その結果太ってしまうという話はよく聞きますが、これと同様のことが起こる可能性が。
そのため、短期間で効果を出そうと無理やり運動して、それがストレスになるようであればやらなくていいと思います。
そもそも運動ってどんな効果があるの?
運動することによって、血流が良くなり身体の血液の循環が良くなります。酸素や栄養素は血液によって身体の細部に運ばれるため、運動によって血液循環が良くなれば、その分酸素や栄養も身体の隅々まで行き渡らせることができます。お肌や頭皮にも十分に酸素や栄養が行き渡るので、肌や髪の毛もつややかになっていきます。
運動では筋肉を使いますので、筋肉が鍛えられます。筋肉はポンプ機能を果たしますので、血流を促し代謝をあげ、疲れにくく、太りにくい身体を作ってくれます。むくみの解消にも役立ちます。
そして運動中に頭を無にして休ませてあげることにより、思いもよらなかったアイディアが浮かんだりするかもしれませんよ。
日常に取り入れてこそ、最大限の効果を発揮するのです。
運動って構えてやろうとすると、どうしても避けて通りたくなってしまうもの。でもリフレッシュやストレス解消などのメンタルへの効果、血流量がよくなることによるお肌や髪の毛への効果、むくみなど日常のちょっとした不調への効果などを考えると、日常的に運動を取り入れたほうがお得だと思いませんか?
なにも目一杯することはないのです。日常的にできる「気持ちいい」と思えるような運動習慣、たとえば、ちょっとした時間でのストレッチや、かかと上げ運動、太ももや腹筋を意識してお散歩するといったことを、少しずつ習慣としていきましょう。
1日2日で効果の出ることではありませんが、心地よく、美しく過ごしていくために、運動することの本当の意義を理解して取り入れてください。
- 執筆者:
- 宮尾 リョウコ