ぐっすり眠りたい時には食べないで!快眠に適さないNG食材をチェック
ぐっすり眠りたい時のNG食材
それはズバリ!消化に時間がかかり胃に負担をかける食べ物です。
具体的には、揚げ物や脂の多い肉、高カロリー食品など。これらの食品は消化するのに時間がかかり胃の中に長く滞留し、睡眠中も消化活動のために胃が活発に働き続けます。すると深部体温が下がりにくくなり熟睡を妨げてしまいます。
また、寝る前に高カロリーで血糖値を急上昇させてしまうような甘い物・アルコール・ごはんなどを食べ過ぎると、睡眠中に急上昇した血糖値を下げるためにインシュリンが大量に分泌されて、一気に血糖値が下がることで今度はアドレナリンが分泌されます(この時筋肉がこわばり緊張して眠りの質を落としてしまいます)。そして血糖値が上がり、またインシュリンが分泌されてと、血糖値が乱高下してしまい寝ているのに疲れてしまいます。
つまり消化に時間のかかる天ぷら・フライ・脂身の多いステーキ・高カロリーのスナック菓子・甘いジュースなどは、睡眠直前には適さない食品ということになります。夕食後にデザート・スイーツ・お菓子をダラダラとながら食いしないように注意が必要ですね。・・・私も注意しなければ!!
たんぱく質・脂質が豊富な高カロリー食品を食べるならば、夜ではなく日中に食べるようにするとか、血糖値が上がりやすい食品を食べるときは、消化を遅くして血糖値の急上昇を和らげる働きのある酢酸が豊富なお酢を水などで薄めて、食前に飲むなどの対策をしっかりしましょう。
そして肥満予防のためにも、快眠のためにも食べ過ぎないでグッスリ眠りましょう。
快眠のためにはいつまでに食べ終える?
子供のころに「寝る前に食べるな!」と叱られた記憶はありませんか?親の教えは快眠のために有効だったのですね。幼い私は虫歯予防のためかと思っていました。
具体的に何時くらいに食べ終えればいいかというと、もちろん食べるものやその量にもよりますが、お勧めは就寝の3時間前くらいまでには、食べ終えるようにするとOKです。
消化が悪いのはカラダにも悪いのか?
賢明な美LAB読者のあなたに、念のため補足しておきます。消化の悪い食べ物は確かに胃に負担をかけますが、それが身体に悪い食べ物ばかりだというわけではありません。
消化が悪い食べ物は、時に血糖値の急上昇を防ぎ、インシュリンの分泌を抑えて体脂肪の蓄積を防いでくれます。また腹持ちがよく、ムダ食いを防いでくれる効果もあります。
健やかなダイエットを心掛けている時には、うまく組み合わせて上手に活用するとOKな食材になります。
揚げ物・高カロリー以外にもある?!
天ぷら・フライ・脂身の多いステーキ・高カロリーのスナック菓子・甘いジュース以外に、消化に時間がかかり胃に負担をかける食べ物は、ハム・サーセージ・ケーキ・ドーナツ・こんにゃく・おから・油揚げ・ゴボウ・レンコン・サツマイモ・タケノコ・オクラ・キノコ類などの食物繊維の多い野菜などがあります。
ちなみに消化の良い食品は、おかゆ・くず湯・豆腐・鶏ササミ・カブ・大根・キャベツ・かぼちゃ・ニンジン・リンゴ・バナナ・ゼリーなど体調が悪いときに良く食べているものが多いですね。
目覚めのいい朝を迎える夕食と朝食3つのOKポイント
1:夕食は、天ぷら・脂身の多い焼肉など消化に時間のかかるものは避けて、(食べるなら夜よりも朝に食べましょう)マグロの赤身・白身魚・鶏ササミ・大根・キャベツなど消化の良い食品を選び、就寝3時間前くらいには食べ終えましょう。
2:朝の目覚めを促す朝食は、リズミカルによく噛んで食べることで脳内のセロトニン放出を増やし、夜の快眠に繋げましょう。
3:朝食に体温を上げる栄養素でもある炭水化物やタンパク質を摂ることで、睡眠中に下がっていた血糖値と体温を上げて、脳も身体も覚醒してスッキリ目覚めましょう。
このOKポイントを実践していくだけでも、睡眠の質が変化していくことを感じられることでしょう。次回はいよいよ睡眠中の姿勢について!お楽しみに~。
マハロ~♪
- 執筆者:
- OK和男