今からでも身長を伸ばせる!?姿勢を長くまっすぐ保つピラティス
背骨や関節の間を引き離すピラティス
ピラティスの基本的な姿勢は、背骨一本一本の間や股関節・肩関節にすき間やゆとりを与え、引き離すことです。体が一番長くなる(身長が長くなる)時、インナーマッスルが使われて、背を伸ばしたまま姿勢も正しくキープできます。
それでは、実際のピラティスで実践してみましょう。
立った姿勢・座った姿勢
立ち、もしくは座り姿勢をします。つむじに角が生えていると思って、天井へつむじを突き刺します。座骨や尾骨は地球の中心に刺します。
上と下に引き離された背骨の間には空間とゆとりが生まれ、その長さをキープするインナーマッスルが身長を伸ばします。
ピラティスでは、その姿勢のまま背骨をねじるエクササイズなどを行います。
よつん這い姿勢
よつん這いの姿勢になります。つむじに角が生えていると思って、角を前の壁に刺し、尾骨・座骨を後ろの壁に刺すイメージを持ちます。
やはり背骨がまっすぐ伸びて、お腹は薄くなり、まっすぐ長い体幹をキープするインナーマッスルがつくため、芯のある姿勢を作れます。
ピラティスでは、その姿勢のまま右腕と左足を前後にまっすぐ伸ばしてバランスを取るエクササイズなどを行います。
うつ伏せ姿勢
うつ伏せになり、膝頭を真下に、かかとを天井に向けます。恥骨を床に押しつけ、お腹を薄く凹ませます。つむじを前に、尾骨(しっぽ)を後ろに引き離す意識を持ちながら、少しずつ背骨を床から持ち上げていきます。
両手は胸の横へ置いておきますが、手の力は使いません。姿勢を長くまっすぐ伸ばしながら、腹筋背筋を使っている意識が分かると思います。
ピラティスでは、その姿勢のまま両手を床から浮かせるエクササイズなどを行います。
おわりに
いかがでしたか?引き離すイメージを持ってみると、体の中でコルセットを締めたような力が入る感覚があります。そして姿勢を長くまっすぐ保てるようになる結果、身長が本来の長さを取り戻します。習慣化されるといいですね。
- 執筆者:
- 美宅 玲子