姿勢を正す、インナー腹筋エクササイズ 姿勢を正す、インナー腹筋エクササイズ
画像出典: fotolia

美姿勢には「腹筋」も重要!背筋を伸ばすインナー腹筋エクササイズ

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2017年03月20日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。猫背になったり、腰が丸くなったりするのは、背筋力が足りないせいだと思われがちですが、それだけではありません。実は腹筋も重要な役割を担っています。今回は、インナー腹筋を使って、骨盤を立て背骨を伸ばす意外なエクササイズをご紹介致します。

背もたれにペットボトル

椅子の背もたれにペットボトルを縦に置き、それに背骨を当てて座ります。背筋がよく伸びます。

さらに、そのペットボトルを背骨の上の方(肩甲骨の間)に当てて、息を吐きながら胃を凹ませて押す上腹の腹筋を使ったり、背骨の真ん中に当てて、息を吐きながらおへそやみぞおちを凹ませて押す腹筋を使ったり、背骨の下の方(仙骨)に当てて、息を吐きながら下腹を凹ませて押す腹筋を使ったりします。

単に寄りかかるのではなくて、内臓をペットボトルに押しつけるようにします。

背もたれにペットボトルを置くイメージ
画像出典: 美LAB.

慣れてくれば背もたれなしでも!

ペットボトルを押す感覚でお腹を引っ込め、背骨を伸ばせるようになったら、背もたれやペットボトルなしでも行ってみましょう。前後からはさまれた背骨が上下に長くなる感じです。

立っている時も、背もたれがない椅子に座っている時も、いつでもすぐに姿勢を正せて、お腹周り(体幹・胴体)を薄く引き締めることができます。

おわりに

いかがでしたか?背筋だけを意識すると、腰が反って痛めるだけでなく、腹筋がゆるんでお腹が出ます。お腹の力で背骨を立てる意識を持つと、背筋と腹筋が協力しあってバランスよく使われるようになります。お腹の引き締めと姿勢を同時に叶えてしまいましょう。

姿勢を正すイメージ
画像出典: 美LAB.
執筆者:
美宅 玲子