「四角いお尻」の治し方って?へこみの無い美尻に導くトレーニング
「四角いお尻」の原因って?
長時間のデスクワーク
1日中パソコンに長時間向かうデスクワークで座りっぱなしの毎日を過ごしていると、お尻のボリュームを維持するための筋肉がはたらかなくなってしまいます。
座っている間は、お尻を下から支えている筋肉が短縮したままの状態。骨盤を正常な位置で維持してくれる腸腰筋もゆるんでしまうため、お尻が垂れやすくなります。
骨盤の傾き
日本人の骨盤は欧米人の骨盤に比べて、やや後傾気味だといわれています。骨盤が後ろに傾くと背骨のS字カーブがゆるやかになり、お尻と太ももの境目が無くなって、腰には余分な脂肪がつきやすくなります。
膝が前に曲がると体重が太ももの前に集中しやすく、そのため太ももばかりが立派になることも。骨盤が下がらないようにするとヒップトップが上がり、魅力的な背骨のS字カーブも手に入ります。
「四角いお尻」を解消に導くトレーニング
普段の生活であまり使われていなかった筋肉が目覚めるようにスイッチを入れて、全身を活性化していきましょう!
STEP1:うつぶせで上体を起こして足裏を合わせる
うつぶせで上体を起こして肩の真下に肘をつき、肘から手先は外に広げた「ハの字」にします。胸は広く首は長く保って、目線をまっすぐ前に向けます。
脚は横に大きく広げてから膝を曲げて、足裏を合わせましょう。
POINT:下腹部を床につけるようにする
骨盤が上に持ち上がってしまわないように、下腹部は床についた状態にしましょう。もし浮いてしまう場合、足の幅などを調整してください。
STEP2:つま先を上に向けてかかとをお尻に近付ける
つま先を上に向けて膝を深く曲げ、かかとをお尻に近づけます。
STEP3:胸を張り腰の中央に向かって力を集中させる
この状態で息を大きく吸って、止めましょう。10秒(できる方は~20秒)息を止めてこの姿勢をキープします。
終わったら一気に脱力し、胸は床に下ろして、腕、脚も伸ばしてリラックスしたまま10秒間深呼吸をしましょう。この工程を1日2~3セット行なってください。
STEP4:ストレッチをして終了
今回ご紹介したエクササイズは、腰痛改善にも効果が望めます。
ですが、腰痛がひどい方や腰や背骨まわりが硬い方にとっては少し刺激が強いかもしれないので、まずは軽めに1日1セットから始めてみてください。
「四角いお尻」を卒業して美尻を手に入れて!
曲線美、背骨のS字ラインにキュッと上がったお尻は欠かせません。今回ご紹介したお尻のトレーニングは、下がって四角いフォルムとなってしまったお尻のトップを持ち上げる効果に期待ができます。
ぜひ「四角いお尻」を解消に導くトレーニングを日常に取り入れて、美尻を手に入れてみませんか。
- 出典:
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- fotolia
執筆者
1970年福岡県出身。福岡大学体育学部体育学科卒業。エアロビクスインストラクターとして活動をスタートし、現在は骨盤調整を中心としたボディメイク、ボディメンテナンスのクラスを都内のフィットネスクラブにて…