とっておきの腹筋エクササイズ「オープンニー・アブドミナルクランチ」

2019.11.22 下半身/エクササイズ
腹筋エクササイズをすると、お腹周りではなく太ももの付け根辺りに効いてしまうと感じる方は以外と多いです。なぜ、太ももの付け根辺りに効いてしまうのでしょう。今回は太ももの付け根に効くその理由と、とっておきの腹筋エクササイズについてご紹介します。

腹筋エクササイズ効果が出ない理由

なぜエクササイズが、腹筋ではなく太ももの付け根に効いてしまうのでしょう。腹筋エクササイズが太ももの付け根に効いてしまう理由として、腹直筋よりも太もも付け根にある腸腰筋(ちょうようきん)の働きが優位になっていることが考えられます。

腸腰筋は、股関節を曲げたり骨盤を前傾させたりする働きをもつ筋肉です。それに対して腹直筋は脊柱(背骨)を曲げる働きの他、骨盤を後傾させる働きがあります。そのため腸腰筋の働きが優位になっていると、骨盤は前傾方向に作用するため腹直筋の力が抜けやすくなってしまうと考えられるのです。

腹筋に効く「オープンニー・アブドミナルクランチ」

それではエクササイズをご紹介しましょう。今回ご紹介するのは両膝を開いた状態でアブドミナルクランチを行う「オープンニー・アブドミナルクランチ」というエクササイズです。両膝を開くことで腸腰筋のかかわりが減少するため、腹直筋に効きやすくなります。

<エクササイズのやり方>

1. 両膝を立てて仰向けになり、両手は耳の後ろに添えて立てていた両膝を開きます。両膝の開き具合は、無理なく開くことができる程度で構いません。

2. 息を吐きながらミゾオチを軸に上体を起こし腹直筋が収縮していることを感じたら、息を吸いながらゆっくり上体を下ろしていきます。

15〜20回を1分程度の休憩を入れながら3セット行いましょう。

腹筋エクササイズでお腹痩せをしよう

アブドミナルクランチでお腹の筋肉に効かなかった方でも、たった両膝を開くだけで腸腰筋のかかわりが減少し腹直筋への効果が感じやすくなります。ぜひ、お試しください。

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出典:
  • fotolia

執筆者

パーソナルボディメイクSYNAPSE代表。健康運動指導士。元陸上自衛隊非常勤体育講師。

現在は東急スポーツオアシス、エニタイムフィットネスなどを中心に東京都内で出張パーソナルトレーニング指導を展…

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