立ったままできる!肩こり解消&上半身引き締めストレッチ
呼吸と上半身のコリの関係
長時間のデスクワーク、スマホ視聴などで、私達は目や頭を固定するために、上半身の姿勢を固めてしまいがちです。肩がすぼまり、首が前に出て、背中が丸まり、息も詰まっています。
それだけでなく、肋骨も固まっていて、深い呼吸がしにくくなっているのです。肋骨が固まると、腕や肩が動きにくくなるので、余計にコリが取れないという悪循環。
呼吸は体を内側から伸ばしほぐし、全身に血液を巡らせる役割もありますから、呼吸が浅くなることで、首や肩の血流が悪くなり、凝りやすくなっています。
呼吸を深くして肋骨がしなやかに動くようにしながら、首や肩のコリをほぐすことが、根本的な解決には大切です。
肋骨を抱える深呼吸
それでは、肋骨の動きを感じながら深呼吸をしてみましょう。
両手で胴体を抱きしめるようにして、肋骨に手を回してみましょう。深呼吸で、肋骨が動き、手が押し広げられるように感じるでしょうか。
最初は呼吸が浅く、あまり動く感じがしないかもしれませんが、少しずつ動くようになってくるでしょう。
後ろで肘を持つ深呼吸
背中の後ろで肘を曲げ、肘か手首など、持てる部分を持って深呼吸をしてみましょう。鎖骨や肋骨の周りが動くことでほぐれて温かくなるのが感じられます。
鎖骨や肋骨周りがほぐれると、首や肩の周りへ行く血流が良くなります。写真では、さらに手を横に引っ張って、頭を傾けることで、首や肩周りのストレッチをしています。
肩甲骨を動かす呼吸
次に、頭の後ろで両手を組み、その手のひらを後頭部から後ろに引き離すようにしながら、深呼吸をしてみましょう。肩甲骨が寄り、鎖骨や肋骨周りが広がり、その伸びた状態を呼吸がサポートします。
呼吸をすることで、よりストレッチが促され、心地よく温かくほぐれるようになります。
おわりに
いかがでしたか?立ったまま、座ったまま、ほんの少しの時間でできる呼吸とストレッチ。肋骨の動きやすさを意識しながら、より効果を上げてみてくださいね。
- 出典:
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- fotolia
執筆者
中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…