「リンパマッサージの効果」を専門家が紐解く!簡単セルフマッサージも伝授

2019.06.04 エステ/マッサージ
知っているようで知らない「リンパマッサージの効果」をアーユルヴェーダの知見をもつひびき先生が解説!自宅で簡単にできるセルフマッサージのやり方もご紹介いただきました。むくみ・冷え・身体の気怠さにお悩みの方は必見です!

リンパの流れが悪いとどのようなことが起こる?

むくみ
リンパ管は、血液以外の体液が循環できる唯一の通路

リンパ液の流れが悪さによって、リンパ管からリンパ液が浸み出し、皮下組織がリンパ液を間質液として溜め込んだ状態がむくみです。

血行不良や筋肉低下を引き起こすと考えられます。

疲労蓄積・免疫力低下
リンパ管は体中の毒素や老廃物を回収してまわる、下水道のような存在です。さらにリンパ節では細菌やウィルスを攻撃し、私たちの体を守ってくれています。

リンパ官やリンパ節が機能しなくなると、疲れやすくなったり病気にかかりやすくなってしまいます。

メンタル低下
リンパが流れず筋肉がうまく機能しなくなると、筋肉を動かすと活性化するセロトニンの分泌が不十分になってしまいます。

セロトニンは精神は安定させる役割を担っているため、不足するとイライラや不安の原因となるノルアドレナリンが過剰に分泌されます。

その結果、メンタルの低下へとつながる恐れがあるのです。

リンパマッサージの嬉しい効果

体質改善
老廃物として疲労物質を排出することで内臓機能を回復させたり、筋肉を刺激してゆるめることで血行も促進させます。

メンタル向上
自分の身体を触りながらマッサージすると、自律神経が安定してリラックス効果を実感します。ストレスによって過剰に分泌されるホルモンも正常になり、健やかな身体と心に導きます。

肌代謝アップ
肌を優しくマッサージすることで血行促進毒素排出、マッサージオイルを使えば保湿効果も期待できます。

専門家おすすめ!「鎖骨&耳のリンパマッサージ」

STEP1:鎖骨の中心に両手の指先をあてる

STEP2鎖骨の骨の内側を骨に沿うように、内側から外側に向けて何度かさする

STEP3:リンパの最終出口を流す

STEP4:耳を手で覆うように置き、ぐるぐると手のひらで円を描くように耳ごとまわす

STEP5:何回かまわしたら、そのまま指先を首に滑らして鎖骨リンパ節へ流す

リンパマッサージの効果を高める方法

身体を温める
筋肉が緩んでリラックスするので、副交感神経を優位にしてくれます。お風呂上がりなどにマッサージするのも、おすすめです!

お水をたくさん飲む
身体の水分量を増やすことで、体内の巡りをよくします。身体の中の水分を、新しいフレッシュな水分に入れ替えるイメージです。

食後1時間は避ける
食後は消化のために、血液も胃や腸などの消化器系の内臓に集まりますなるべく空腹の状態で、筋肉に血流が流せるタイミングで行いましょう!

注意!リンパマッサージが逆効果になるケース

浅いところにあるリンパは強く押さない
リンパは浅いところに通っているものと、深いところに通っているものの二種類あります。マッサージできるものは、浅いところにあるリンパのみです。

皮膚のすぐ下にあるので少し圧迫するだけで流すことができます。逆に強く押しすぎると、リンパ管を傷つける恐れがあるので注意しましょう!

リンパの出口から流していく
リンパは身体中に張り巡らされていて、最後は心臓に流れます。

最後の出口のつまりを取ってからでないと、いくら他の箇所をマッサージしても最終的に心臓へ流すことはできません。

順番として、心臓に近いところを先に流します左右鎖骨からほぐすようにしてみてください。

リンパマッサージで心地よく効果を感じよう

リンパマッサージは、自宅でも簡単に取り入れらる手軽なマッサージです。

むくみや冷えが気になるときなど、今回ご紹介したマッサージや効率的な方法をぜひ試してみてくださいね。

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出典:
  • fotolia

執筆者

《修得資格》
全米ヨガアライアンス200
マタニティヨガ資格

全米ヨガアライアンス200、マタニティヨガ資格取得のヨガインストラクターです。解剖学、生理学、インドヨガ哲学、アーユルヴェーダを…

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