鍛えてアクティブボディをゲット!女性の気になる「腸腰筋」
「腸腰筋」ってどこ?
腸腰筋とは、大腰筋と小腰筋、腸骨筋の3つからなります。骨盤から下腹あたりに位置する股関節の筋肉である深部に位置するのでいわゆるインナーマッスルの1つです。
※大腰筋に関して、詳しくは以前のコラム「脂肪が燃える!「大腰筋」メラメラストレッチ&エクササイズ」で取り上げておりますのでご覧ください。
機能と働き
普段の生活動作としては
1.姿勢を維持する
2.階段を上る時や
3.歩く時に太ももを持ち上げる時
などに使われます。
例えば、よく何もないところでつまずきやすくなると、それは老化のサインなんて言われたりしますが、これは、太ももをもち上げる腸腰筋の機能が低下して、すり足となることが影響しています。スポーツ活動においては、アクティブな動きに欠かせない(1)格闘技のキック(2)ランニング(3)ジャンプなどです。
役割
腸腰筋は股関節を屈曲する時の最も強力な筋肉部位です。お尻の筋肉と共同して股関節を曲げたり伸ばしたりする動きをコントロールします。例えば、階段を上ったり、山を登ったりする時に強く働きます。
腸腰筋エクササイズ
足を曲げて後方へ寄りかかる・・・両膝を曲げて足を臀部の横に置くように座り、上体をゆっくりと後ろへ倒していく。
レッグレイズ・・・
仰向けになり、両手をお尻の横に添え、両足を揃えて引き上げる、下ろすを繰り返す。
参考:動作でわかる筋肉の基本としくみ左明,山口典孝,監修石井直方
筋肉と関節の機能解剖パーフェクト事典左明,山口典孝
執筆者
25年のキャリアを持つ美と健康づくり指導者。外資系ホテルトレーナーを経て独立。成人~後期高齢者に至るまで幅広く対応。エビデンスに基づく情報提供と、現場経験で培った指導スキルを持つ。コンセプトは健康寿命…