柔らかい背骨で若々しい体に。簡単背骨エクササイズ【パート3】
背骨の柔軟さが若さを決める
ピラティスの創始者、ジョセフ・H・ピラティス氏が残した言葉にも「You are only as young as your spine is flexible.」(脊柱が柔軟である限り、あなたはただ若いのだ。)とあります。
その言葉が示すように、ピラティスには背骨をよく動かすエクササイズが多く取り入れられており、柔軟で健康な体をつくることにとても適したメソッドと言えるでしょう。
そんなピラティスエクササイズの中から、今回も背骨の柔軟性を高める動作を一つご紹介させていただきます。
【スレッド ザ ニードル】
1. 両手を肩の下、両膝をお尻の下について四つん這いになります。頭から腰まで背骨をまっすぐに保ちましょう。
2. 息を吐きながら右手を左脇の下から遠くへ伸ばしましょう。背骨をひねり遠くの物を触るようなイメージで行います。
3. 息を吸いながら右手を引き、天井へ伸ばします。背骨は逆側へひねり胸を広げます。無理をして腕だけ上げてしまわないように注意しましょう。
4. 2と3を呼吸に合わせて4~5回繰り返したら同じように反対側も行いましょう。
※詳しい動作は動画をご覧ください。
動かしている部位を意識してみよう
これは背骨のエクササイズですが、特に胸椎と呼ばれる胸の部分の背骨を動かしていきます。胸椎の下の腰の部分には腰椎と呼ばれる背骨がありますが、この部分は骨が大きくあまりひねることができません。
ただし胸椎が硬く動かしにくい人は、代わりに腰椎を動かして動作を行ってしまいます。
日常生活でも、そのような動作を続けることで腰椎へのストレスが高まり、腰痛などの不調を引き起こしてしまいます。
そういった体の不調の予防も含め、このエクササイズでは胸椎の柔軟性を高められるように意識して動かしてみましょう。腰やお尻は動かないように安定させておきます。
ちなみに胸椎は12個ありますが、まっすぐ立った時首の付け根後ろのでっぱりがある部分が胸椎の1番目で、両肘を結んだラインが12番目の目安になります。まずは自分の背骨の位置を確認してから実践してみましょう。
- 出典:
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- fotolia
執筆者
都内パーソナルトレーニングスタジオ勤務を経て、フリーランスのトレーナーとして活動中。多数のダイエットやボディメイク指導経験に加え、ヨガやピラティスなどのボディワークについても学び、呼吸や姿勢不良から起…