体重増加が止まらない!これ以上太らないための姿勢のつくり方
姿勢のリセット
足を肩幅程度開いて立ちます。頭からうなだれるように前に体を倒して行きます。トイレットペーパーをカラカラと引き出すように、背骨を上から丸めて下がっていきます。
前屈までしたら息を吸い、吐きながら巻き戻しをするように骨盤から背骨を一つひとつ積み上げて戻ります。脱力をして、余分な力を抜いて行うのがポイントです。
元に戻って立ち上がると、背骨周りのゆがみがリセットされて、姿勢も自然と本来の位置に正されています。
正しい姿勢を維持する方法
リセットした姿勢を維持するために、意識したいことをお伝えします。
そけい部にはほんの少しくぼみがあるはずです。そのくぼみをキープしましょう。最初はくぼみを微妙にキープするのが難しく、くぼみをなくして骨盤を前にスライドしたり、重心が左右に偏ったりする傾向があります。
くぼみをキープすることで、骨盤の位置を整え、姿勢のバランスを取る奥の筋肉を使うので、普段怠けていた筋肉の活性化で代謝が上がります。
そのまま、どこにも寄りかからずに、前後左右バランスを取るように立ってみましょう。椅子に座る時も、椅子から立ち上がる時も、手すりや膝、机などに一切触れないで行ってみましょう。手を触れていた時には、休んでいて使っていなかった体幹の筋肉が使われ、代謝が上がります。
座っている時も、立っている時も、基本的には常に重心を真ん中(前後左右に偏らず)に置きます。ももやふくらはぎの張りを防ぐことにもなります。
おわりに
いかがでしたか?普段いかに背もたれや壁に寄りかかって、偏った姿勢を取り、それによって怠けている筋肉があったり、ゆがみや張りを生んでいたかに気づくでしょうか。
どこにも寄りかからず中心に立つのは、最初は心もとない感じがしたり、しんどい感じがしたりするかもしれません。徐々に体幹の筋肉がついてくると、体に柱が立ったように安定し、自然と活力ある生活が送れるようになるでしょう。
- 出典:
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執筆者
中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…