バランスボールの効果と使い方!お腹周りの引き締めや腰痛予防にも
バランスボールでトレーニングするメリット
バランスボールを使うと、姿勢を支えるための「インナーマッスル」を鍛えることができます。インナーマッスルは小さい筋肉で、骨格を安定させる働きがあります。
昔は、筋トレといえば重たいウェイトを使って大きい筋肉で大きなパワーを発揮する「アウターマッスル」を鍛えることが主流だと考えられていました。しかし、近年インナーマッスルで骨格を安定させることがスポーツ選手のパフォーマンスアップに役立つと注目され始めました。
他にも腰痛や肩こりの予防ができたり、引き締まったボディラインの形成にも役立つため、バランスボールのトレーニングは幅広い場面で使われます。
バランスボールの効果
ダイエット
ムキムキになるアウターマッスルを鍛える訳ではなく、深層の筋肉を鍛えながら骨格を整えることができるため、姿勢改善しながら引き締まったボディラインを作ることができます。
体幹軸が強くなる
バランス感覚の向上で体幹軸が強くなります。現役でスポーツをしてる人にとっては欠かせないトレーニングです。
サッカー、バスケットボールなどの対人競技の場合は、接触プレーで負けない身体作りができます。陸上、体操などの個人競技の場合は、体幹軸がブレにくくなり無駄な力を軽減することができます。
効果的なトレーニング方法
初級編
椅子の代わりにバランスボールの上に腰掛けてみましょう。
両足は肩幅〜肩幅より少し広めに置いて踏ん張ります。背筋を伸ばし、おへその下に力が入っている状態で10秒キープします。慣れたら少しずつキープする時間を長くしていきます。お腹周りの引き締め効果、腰痛予防、骨盤の歪み調整などに効果的です。
上級編
バランスボールにお腹を当ててうつ伏せにもたれかかります。
両足は肩幅くらいに置き、後頭部〜かかとまでが一直線になるようにキープします。そのまま、バランスを取りながら両腕を片方ずつ回して「クロール」を10回します。これを2〜3セット繰り返します。腹筋、背筋を鍛えながら肩甲骨周りをほぐし、体幹全体の強化になります。同じく上半身の引き締め効果と、肩こり予防にもなります。
バランスボールでトレーニングする時の注意点
バランスボールトレーニングは、ウェイトトレーニングと比較すると地味な方だと思います。女性はダイエット目的でバランスボールを使ったトレーニングを積極的に行う人が多いですが、男性にとっては物足りないように感じる人もいるようで、なかなか取り入れにくいという意見も多いように感じます。
バランスボールトレーニングでは、鍛えているという感覚よりも「骨格を調整している」というイメージで取り組んだ方が良いかもしれません。ウェイトトレーニングとは全く別物と認識して、使わない部位は極力脱力して行ってみると、ピンポイントで効いてる感覚が掴みやすくなります。
バランスボールを上手に使おう!
バランスボールはインナーマッスルが鍛えられ、腰痛や肩こりの予防や引き締まった体をつくるなど、全身に嬉しい効果が期待できます。
トレーニングとしての強度が物足りないと感じる人もいますが、日常生活でも取り入れやすいトレーニングなので、骨格を調整するトレーニングだと考えて、上手にダイエットやトレーニングに取り入れてみてくださいね。
- 執筆者:
- KISAFU