「体が固い人は太りやすい」はウソ？ホント？～体が柔らかい人のメリットとは

ダイエットと身体の柔軟性は一見すると関係あるようには見えないのですが、実は大きく関係していることが一つあります。それは基礎代謝です。

基礎代謝とは、人間が生命維持をするために必要なエネルギーであり、1日の中でもっともカロリーを消費するものだと考えて良いでしょう。この基礎代謝が高ければ消費カロリーが増えるので太りにくく、基礎代謝が低ければ太りやすくなると言われています。身体の柔軟性はこの基礎代謝に大きく関わりを持っているのです。

身体が硬い、身体が柔らかいといったことの違いは、どれだけ筋肉を伸ばすことができるのかといったことです。この柔軟性の違いによって関節の可動域がまったく異なってきます。代表的な例をあげてみると、片腕を背中の方へ回し、もう片方の腕は頭の方から背中に回して背中で手を組むことができたのに、今はできなくなったしまったといったケースです。

このように身体が硬くなることで、関節の可動域は狭くなってしまいます。結果、日常の動作にしても動きが小さくなってしまって、基礎代謝が減ってしまうそうです。

身体が柔らかいとケガをしにくくなるというメリットがあります。相撲という激しいスポーツをしているお相撲さんですが、すごく身体が柔らかいですよね。股割といって、足を180度開脚させてぺたんと座ることができます。この身体の柔らかさはケガをしないためのものです。ですので、日常生活の中でも身体を柔らかくすることのメリットはあると考えて良いでしょう。