脂質制限ダイエットの効果とは?摂りたい脂質・控えたい脂質も解説
脂質を制限したときのダイエット効果とは?
脂質はエネルギー源となる重要な栄養素のひとつですが、エネルギーとして消費されないと中性脂肪に変化し、体脂肪として蓄えられます。そのため、脂質の摂りすぎは肥満に直結してしまうのです。
脂質を適量に摂取するように調節するダイエットは、痩せやすく体脂肪を貯蓄しにくい体質に整えることができるダイエット法。健康を維持しながら、メリハリのあるボディラインを実現することが可能です。
ダイエット目的で脂質を制限するデメリット
脂質には、エネルギーを貯蓄する需要な役割があると同時に、ビタミンの吸収をサポートする役割も担っています。そのため、不足すると代謝の低下や骨密度の低下、肌荒れなどのトラブルを起こす場合も。
ダイエット目的で摂りすぎている脂質をカットすることは重要ですが、不足しすぎると健康にもダイエットにも良くありません。必要量は摂ること、また良質な脂質を摂ることが大切です。
効果的な脂質制限ダイエットの方法
脂質をカットしすぎない
脂質だけを減らしても、そのぶん別の栄養素を多く摂取してまえば、栄養バランスを崩すうえに摂取カロリーオーバーになり、太りやすくしてしまう可能性があります。
脂質は三大栄養素に数えられるほど、体内で重要な役割を担っている栄養素。減らしすぎには十分に注意し、“余分に摂らないための工夫”をしていきましょう。
調味料などからの脂質摂取を控える
おすすめは、肉や魚などの食品に含まれている脂質はしっかりと摂取し、調味料などからの脂質の摂取量を増やしすぎないようにすること。肉や魚は弱火〜中火で調理することで、出てきた脂分で調理できるようになります。
フライパンを温める際に入れる脂(油)は最小限にとどめてOKです。また、調味料として油を使用する場合は、食品から摂りにくい植物性のものを選ぶと良いでしょう。
摂取した方が良い脂質とは?
調味料などで積極的に取り入れたい脂質(油分)は、オリーブオイルやグレープシードオイル、えごま油などの良質な植物性油脂です。アーモンドやアボカドもおすすめです。
これらは、血液中の悪玉コレステロールを減らす役割も担い、代謝を高めるサポート成分です。肉や魚などを調理する際に使用しない場合は、納豆やサラダなどに大さじ1杯ほどまわしかけて食べるようにしましょう。
また、青魚に豊富に含まれるDHAやEPAなども、積極的に摂りたい脂質です。
摂取を控えた方が良い脂質とは?
肉やバターなどに含まれている動物性脂肪は、消化に時間がかかり、体脂肪として蓄えられやすい脂質です。摂りすぎには注意しましょう。また、脂質の摂りすぎは血中悪玉コレステロールの増加につながりますから、種類にかかわらず過剰摂取は控えましょう。
脂質の摂りすぎを防ぐには、揚げ物や炒め物よりも、蒸し料理や煮物にするのがおすすめです。また、肉類は下ゆでや湯通しをすると余分な脂質を落とすことができます。たっぷりの野菜やキノコ類と一緒に摂取することで、消化を助けることができますよ。
必要な脂質はしっかり摂っておいしくダイエット!
ダイエットの大敵のようなイメージのある脂質ですが、良質な脂質や油分を適量摂ることは、ダイエットにも効果的。また、食材をおいしく味わうためにも脂質は大切な役割を担っています。摂りすぎないことを意識して、上手に脂質を制限しながら取り組んでいきましょう。
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執筆者
がっちり・むっちり体型がコンプレックスの“自信をもてない自分”から脱却するため「セルフトレーニングコーチ」として自身を輝かせるトレーニング法を研究・実践中。ズボラなため「隙間時間」に「サクッと」できち…