【むくみを解消するお茶】効果とおすすめのお茶を専門家が解説!

2019.07.30 むくみ/飲み物
むくみにはお茶が効果的でおすすめ。どんな成分がむくみに効くのか、また飲むときの注意点など、育指導士の内藤絢先生に解説いただきました。先生おすすめのお茶もご紹介!効果的に摂取してスッキリした体を手に入れましょう。

お茶がむくみに効く理由

利尿作用がある

緑茶をはじめ、お茶には利尿作用があるため、体内の余分な水分を排出させる事でむくみがスッキリ解消されます。

高いデトックス効果

お茶にはミネラル類の一つであるカリウムが豊富。溜まった塩分を体外に排出する力が高く、むくみ解消は勿論、デトックス効果にも優れます。

便秘解消

カテキン作用は殺菌作用でお馴染みですが、その他にも、腸内の悪玉菌を減らして善玉菌を増やす働きがある事で腸を活発に動かし、便秘解消に繋がります。

むくみに効くお茶の成分と働き

カフェイン

腸の働きを良くしてスムーズなお通じを促します。

但し、摂り過ぎは交感神経が優位に働き、返って身体を冷やしてむくみやすくなります

カテキン

ポリフェノールの一種で殺菌作用、腸内の働きが活発になります。血糖上昇を抑えて太りにくい身体作りに繋がると言うダイエット効果の他、抗ウイルスやアレルギー作用に良いです。

水溶性食物繊維

コレステロールを排出する役目があり、血流を促進させてむくみの解消に繋がります。

ビタミンC

抗酸化作用が高く、免疫力アップや老化や病気から身体を守る役目があります。欠乏すると肝機能が下がる事で体内のデトックス効果が下がります。

水溶性ビタミンである為、汗や尿で流れてしまう為に積極的に摂る事をおすすめします

カリウム

体内にある余分な塩分を排出します。

むくみ解消におすすめのお茶

緑茶

紅茶やウーロン茶と違い、発酵する前に処理を施している事でむくみ対策の他、お茶類の中でむくみ解消を含めて最も多くの効果が得られます

カテキンとカフェインが豊富でコレステロール値を下げ、血行促進と基礎代謝の向上で身体を温めて冷え・むくみ解消に繋がります。

黒豆茶

豆の色の元となるアントシアニンと言う色素にむくみ解消の効果があります。

血糖値を下げる、便秘やむくみの改善の他にアレルギー改善の効果があります。

ルイボスティー

体内の解毒作用が優れているのでむくみ解消の他、アトピー・皮膚炎を緩和する効果があります。

亜鉛が含まれる事でホルモンバランスを整え、生理前のむくみに効果的です。

ハトムギ茶

ハトムギの果肉であるヨクイニンに新陳代謝を高める効果がある他に、体内の余分な水分を排出させる役目があります。

《絢先生からのワンポイントアドバイス》
「黒豆茶」「ルイボスティー」「ハトムギ茶」はノンカフェインで、妊婦・授乳中の方やお子様も安心して飲めます。

お茶を飲む際に注意すること

飲み過ぎないようにする

1日あたりの摂取量は1リットルを目安にしましょう。

それ以上の摂取は利尿作用が高まり過ぎ、返って冷えとむくみの元となります。その他、脱水症状や下痢を引き起こしやすくなり、血流が滞る事でむくみやすくなります。

15時以降カフェイン含有のお茶は飲まない

15時以降、カフェイン含有のお茶類(緑茶 160g/100gあたり・紅茶 30g/100gあたり)は飲まないようにしましょう。

カフェインの効き目は6時間〜7時間です。この時間以降の摂取は交感神経が優位になり、夜の睡眠の質を下げてしまいます。睡眠が浅いと代謝が下がり、むくみやすくなります。

お茶でむくみすっきり!

手軽に飲みやすいお茶にはむくみ解消の効果が期待できます。ただし、取りすぎや取り方には注意。逆にむくみやすい体になってしまう可能性も。

適度に取り入れて、すっきりとした体を手に入れてください。

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出典:
  • fotolia

執筆者

睡眠栄養指導士®︎
ヨガインストラクター
食育指導士

エアロビクスインストラクターとして活動をする中、日々のハードワークによるストレスで慢性胃腸炎を患い体質改善でヨガを取り入れ、体調が良くな…

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