【置き換えダイエットの効果】成功に導く方法を専門家が徹底解説!
置き換えダイエットとは?
置き換えダイエットとは、普段摂っている食事を何か別のものに置き換えるダイエット方法です。
プロテインバーやジュース、酵素ドリンク、おからクッキー、こんにゃく米(麺)など、近年はそれを目的とした食品も数多く発売されています。また朝食をトマトやリンゴ、バナナにする、夕食に糖質・脂質をカットした蒸し料理を自炊し、毎晩それを食べるなどといった方法があります。
自分に合った方法で手軽に始められ、日常生活に影響を与えにくいことから、最も安全で身近なダイエット方法だといえます。
置き換えダイエットの効果
食欲のコントロール
置き換えダイエットを生活に取り入れることで、お腹が空くことを日常化し、さらには空腹に任せて食べすぎるといった行動を制限できるようになります。
日常生活へ支障が出にくい
ファスティングダイエットや断食に比べ、必要な栄養素を摂取しながらカロリー制限ができるため、低血糖や貧血、肌荒れなどの身体的なトラブルを引き起こすことがありません。
運動をする時間の確保や、それによる疲労もないため、日常生活を大きく変えることなくダイエットすることができます。
置き換えダイエットにおすすめの食べ物や飲み物
プロテインドリンク
カロリー制限をすることによってエネルギーが不足すると、まず血中の糖が消費されます。それでも足りないと体のタンパク質、つまり筋肉が使われます。筋力が減少すると代謝も落ちるので、タンパク質不足を避けるためにもプロテインで補うと良いでしょう。
またタンパク質は胃で消化されないため、夕食をこれに置き換えることによって、夜間空腹を感じにくく、無理なくダイエットを続けることができます。
野菜と鶏胸肉
野菜と鶏胸肉を蒸したものもおすすめです。バランス良く栄養素を摂取でき、脂質を徹底的にカットできます。ボリュームに対して、カロリーも食費も抑えられます。
ダイエットを成功させるポイント
食品選び
腹持ちが良いもの、飽きがこないものを選びましょう。また、基本的に置き換える食品は量が少なく、それだけではお腹いっぱいにはなりません。
美味しいと、もう少しだけ…となってしまい置き換え失敗の危険性も高くなります。あまり食欲が動かないくらいの味付けのものの方が良いかもしれません。
タイミング
一般的に夜の置き換えダイエットが効果的だとされる中、夜置き換えてしまうとどうしても空腹で目が覚め、耐えられずに何かを食べてしまう…というのであれば、仕事が忙しくて昼食をゆっくり摂る暇もないし、この際ダイエット食品に置き換えてしまおう!という選択をした方が長く続きますし、健康的です。
置き換えダイエットの注意点
負担のない食品を選ぶ
「この期間を乗り越えれば、またお腹いっぱい食べられる!」という心理状況では、リバウンドを招くだけです。長期続けることを見越して、負担のない食品を選ぶことが大切です。そのためには、食品の内容やボリュームだけでなく、金銭的な配慮も必要です。
3食全てを置き換えない
3食全てダイエット食品に置き換えることもお勧めできません。
それを推奨するメーカーもありますが、リバウンドを招く危険性が高いだけでなく、食事というものは栄養の他、心理、環境、咀嚼を含めた運動といった要素で健康を支えています。突然全てに制限をかけるのは、必要以上に身体に負担がかかります。
正しい方法で置き換えダイエットをしよう
置き換えダイエットは、日常生活に影響を与えにくく安全で身近なダイエット方法ですが、ポイントや注意点をしっかりおさえておかないとリバウンドしたり、逆に身体に負担をかけてしまうことがあります。
自分にあった食品選びやタイミングで効果的なダイエットにしてくださいね。
- 出典:
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- fotolia
執筆者
《修得資格》
◆ フードコーディネーター
◆ 食生活アドバイザー
◆ 調理師
◆ 認定心理士・健康心理士
心と身体を中心に、健康的な食生活の研究をしています!