「玄米ダイエット」辞典!食生活アドバイザーおすすのやり方・注意点
「玄米」にはなぜダイエット効果があると考えられるのか?
食物繊維が多いため
玄米の食物繊維の量は、白米の3倍~6倍といわれています。
実際に主食を玄米に変えてみると、腹持ちが良く空腹を感じにくくなったり、お通じが良くなりデトックス効果を実感できるとの声が多いです。
効率よくエネルギー化する栄養素
玄米にはビタミンB群が豊富に含まれ、中でもビタミンB1は糖をエネルギーに変えるはたらきをもつ、代謝に欠かせない栄養素です。
玄米は、同時に摂取する炭水化物を効率よくエネルギー化する栄養素を兼ね備えているのです。
玄米ダイエットはどのような人におすすめ?
デトックスに自信がない人
玄米に含まれるカリウムは、体内の水分量を調節する作用があり、むくみを予防します。
不溶性食物繊維が多く含まれているため、腸の壁を刺激し、宿便という腸に溜まった老廃物を絡めとりながら体外に排出してくれると考えられます。
毎日お通じがない人や便の量が少ない人には、特に効果が望めます。
美肌・アンチエイジングを目指す方
玄米には代謝に有効なビタミンB群、身体の再生に重要なカルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル、さらに玄米のぬか層には抗酸化作用のあるフィチン酸が多く含まれます。
美容効果の望める栄養素が豊富に含まれているため、美肌・アンチエイジングを目指す人におすすめです。
食生活アドバイザーが提案!玄米ダイエットに飽きない工夫
白米とブレンドする
主食として食べる場合、最初からすべて玄米にすると、白米にはない食感が食べにくく感じたり、ぬかの香りの強さに苦手意識を持ってしまうかもしれません。
自分がどこまで気にならず食べられるか、白米とブレンドして調節することをおすすめします。
香りの強い調理法
チャーハンやピラフ、カレーなど香りの強いご飯ものとして玄米を取り入れると、玄米自体を意識せずに食べられます。
スープで食感を楽しむ
プチプチとした食感を利用して、食感を楽しむような調理法もおすすめです。ゴロゴロ野菜と一緒に煮込んで食べるスープを作って、朝食にするのも良いでしょう。
玄米でダイエットをする時の注意点
胃腸が弱っている人や年代に注意
玄米には食物繊維の量が多いため、胃腸が弱っている人や高齢者・子どもが玄米を食べるときには注意が必要です。
食物繊維も水溶性ではなく不溶性なので、よく噛んで食べるようにしないとかえって便秘を招きかねません。
体調が万全でないときは、おかゆやスープにして消化に気を付け、よく噛んで食べましょう。
炊き方を意識する
玄米は白米と比べて浸水時間が長く、炊き方にコツが必要です。炊飯器に玄米モードがあると生活に取り入れやすく、ラクに続けられるのでおすすめです。
最近ではレトルトパックでも販売されているので、効率よく取り入れていきましょう!
- 出典:
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- fotolia
執筆者
《修得資格》
◆ フードコーディネーター
◆ 食生活アドバイザー
◆ 調理師
◆ 認定心理士・健康心理士
心と身体を中心に、健康的な食生活の研究をしています!