30回で生まれ変わる。「ピラティス」ってどんなエクササイズ?
リハビリに使われているピラティス
元は第一次世界対戦の負傷した兵士のリハビリエクササイズとして、ベッドの上でできる動きを行っていたピラティス。
今でも整形外科のリハビリに取り入れられている所もあります。体がスムーズに動くように、関節をリラックスさせて必要最小限の力を使います。
ダンサー・スポーツ選手が取り入れるピラティス
ダンサーやスポーツ選手など、身体を使って最高のパフォーマンスをする人達も、ピラティスを取り入れています。
ピラティスは体幹を安定させて、激しい運動をしてもぶれない、ケガを防止する、効率のいい身体の使い方を身につけるエクササイズです。
女優・俳優が取り入れるピラティス
体型を維持・引き締めたり美容に気を使う女優・俳優にもピラティスは人気です。元々アメリカのダンサーや俳優などから絶大な信頼を得ていたところから発展した経緯があります。
ピラティスはお腹を引き締めながら呼吸し、呼吸に合わせてしなやかな動きをするエクササイズなので、美しい身のこなしと引き締まった体を手に入れることができます。
誰でもできるピラティス
ピラティスは、普段無意識で動かしている体・無意識にしている呼吸を意識し、お腹を引き締めたまま関節・筋肉を一つひとつ丁寧に操り動かすエクササイズです。
そのこと自体は運動経験がなくても、体力がなくても、逆にプロスポーツ選手であっても誰でも意識すればできることです。
かえって特定のスポーツに慣れて癖が出来上がったスポーツ選手よりも、初心者の方が無駄な力みや先入観なしにできるくらいです。
普段無意識だった部分を意識して動かすだけで、代謝を上げたり、免疫や内臓の働きを高めたりという成果も、当初から認められていました。
エクササイズの例
・クリスクロス
ピラティスの代表的なエクササイズです。仰向けでお腹を引き締め、腰を床に押しつけながら、脚を交互に伸ばし、腹筋の力で上体をねじります。
・四つんばいスイミング
こちらも代表的なエクササイズです。四つんばいでお腹を引き締め、対角の手足を床と平行に前後に伸ばします。
おわりに
いかがでしたか?動き自体はシンプルで覚えやすいものですが、実際にやってみると、ものすごく集中しますし、多くの意識と筋肉を動員することが分かります。
百聞は一見に如かずです。興味を持たれた方は、お近くのスタジオなどでぜひお試し下さいね。
「10回やると心が変わり、20回やると見た目が変わり、30回やると生まれ変わる」これがピラティスのキャッチフレーズなのです!
- 出典:
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- fotolia
執筆者
中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…