良いことたくさん!固まりやすい「胸まわり」を動かすエクササイズ
胸まわりは固まりやすい
背骨は上から首(頸椎)・胸(胸椎)・腰(腰椎)と並んでいて、肋骨があるところが胸椎です。本来この胸椎を含めた胸まわりは柔軟性のある部分ですが、肋骨に囲われていることや、ディスクワークや家事などの現代の生活スタイルから固まりやすい傾向にあります。
柔軟性があるべきこの胸周りの動きが悪くなると、肩に負担がかかったり、腰に負担がかかって腰痛になったりといったトラブルが起こりやすくなります。
逆に動きが良くなることで、肩や腰への負担をなくすことはもちろん、姿勢の改善や呼吸がしやすくなるという効果も期待できます。
胸を開くエクササイズ
1.背骨のラインを整えて横向きになりスタートポジションをつくります
・両脚を重ねて股関節と膝関節を90度くらい曲げる
・両腕を重ねて肩の高さに伸ばす
※壁にカラダを寄せ、頭・胸の後ろ・お尻を壁につけ、腰と壁の間に手のひら1枚分位の隙間を開けるようにして、背骨のラインを確認すると分かりやすいです。
※頭の下に枕などを敷くと、首や肩が楽になります
2.上の腕を水平に背中側に開きます
・下と上の膝がずれないよう腰や骨盤を安定させる
・背骨のラインが崩れないように意識する
・肩に負担がかからない範囲で腕を開く
・腕を水平に動かして肩をすくめないようにする
・みぞおちから腕がついてるような意識で動かす
・指先が遠くを通るように腕を長く意識する
・視線は指先を追うようにする
・動きと呼吸を合わせる
(吸いながら腕を開き、吐きながら腕を閉じる)
3.開いた腕を同じ軌道を通って、スタートポジションに戻していきます
・2、3をゆっくりと呼吸をしながら左右10回くらい繰り返します
寒さで固まったカラダ、家事やディスクワークで固まった体を、1日の終わりにこのエクササイズでゆっくりと解放してみてください。
また、朝のお出かけ前に取り入れてみるのもオススメです。体も温まり体の動きも良くなって、ポケットに手を入れずに腕をしっかり振って歩けるようになると思います。
- 出典:
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- fotolia
執筆者
東海大学体育学部卒業後、大手フィットネスクラブの社員を経てフリーのインストラクターとして独立。
現在はスタジオ・プールにおいて幅広い年齢層へのレギュラーレッスン他、パーソナル指導、アスリートへの…