なんとなくイライラする日に。美脚もつくれる眠る前ストレッチ
今回私がオススメする前屈のバリエーションは、内臓への効果プラス美脚にも効果があります。
前屈のポーズで得られるヨガ的効果
前屈のポーズは、腰を倒して上半身を下半身に近づけていくポーズです。この姿勢をすることでお腹を適度に圧迫することができ、消化器系に刺激を与えて、整えるのに適しています。
また、リラクゼーション効果も高く、気持ちが高ぶっている時、気持ちを鎮め神経を鎮めたい時に行うと良いでしょう。
実際に、私も夜のリラックスタイムには必ず取り入れるのが、前屈のいろいろなバリエーションです。ベーシックな前屈を取るだけでも気持ちがリラックスし、リラクゼーション効果を実感します。
身体的な効果は、足の後ろ、腰、お尻と、体の背面を伸ばす効果があるので、むくみにも効果的。特に冷えやすいこの時期、老廃物が溜まりやすい部分のケアのためにも毎日取り入れておきたいところ。
「トリアンガ・ムカ・エーカパーダ・パスチモッターナアーサナ」
1.床に座り、両足を伸ばします。
2.そこから左足の膝を曲げ、足先を反対の足の付け根に引き寄せます。
3.余裕があれば、左足の膝頭を前方に向けましょう。
4.膝周りをストレッチする意識でキープします。
5.反対側も同様に行います。
6,曲げた左足を、一度解放して伸ばし、刺激が抜けたら今度は膝を曲げて足先が左のお尻に来るようしします。
7.足先をお尻で踏まないように注意しましょう。
8.伸ばした右足に重心が傾きやすいので、両手でバランスをとりながら、両足にバランス良く体重を乗せましょう。
9.息を吐きながら、上体を足に近づけるように前屈していきます。
10.膝に体重がかかり、痛みを感じる場合はポーズを緩め、力まないでいられる位置を探しましょう。
11.首から頭の力を抜いて、上体の体重で負荷をかけるようにしていきます。
12. 10呼吸ほどキープし、反対側も同様に行いましょう。
美脚効果もあり、夜のリラックスタイムにやってみよう
前屈全般には、リラクゼーション効果もあるので、夜のリラックスした時間帯に取り入れるのがオススメです。
このポーズは、片足を曲げてアンバランスな姿勢をとるので、股関節周り、足の裏側の柔軟性を整える効果がより際立ち、美脚ケアにもオススメです。
しかし足回りが硬い人には、バランスをとるのも難しいポーズの一つ。前屈をしていく時に、お尻が浮いてしまいそうになる場合は、お尻の下にブランケットなどを敷いて高さを調節してみましょう。そうすることで、姿勢が安定するほか、曲げた方の膝への負担も軽減されます。
前屈はバリエーションが多くあるので、効果別に選ぶのもいいですし、少しずつ柔軟性を養いながら、レベルアップしていくのも良いでしょう。
体の後ろ側は、姿勢の悪さなどで縮みやすい部分です。それが悪循環となり、ますます姿勢が悪くなるのを予防するためにも、前屈で柔軟性を養っていくのは大切です。体の後ろがスッキリ伸びていると、腰や背筋がすっと伸ばしやすくなり、とても気持ちがいいです。
毎日少しずつ、行ってみてくださいね!
- 出典:
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- fotolia
執筆者
「マナヨガ」代表。ヨガ、整体、リフレクソロジー、体幹トレーニング、ストレッチメソッド等、専門家の下で学びながら実践し研究を続け、オリジナルのマナメソッドを発案。ヨガと調和させた形でレッスンを行い、心と…