夏を爽やかに歩くために「腰の重さ」を解消する方法
フットワークを悪化させる腰の重さ
「腰が重い」とは、なかなか行動を起こそうとしない。なかなかその気にならない。など、行動力のなさを表すときに使われる言葉でもありますが、実際に「腰が重い」とフットワークが悪くなります。そして運動不足を招いて筋力が低下します。動かさない筋肉は凝り固まり硬くなってしまいます。
すると血流が悪くなり、「腰がだるい・腰が痛い」という具合に、状態がどんどん悪化していきます。文字通り「腰が重い」ので、行動力が落ちてしまいます。
では、なぜ腰が重いのか?と言いますと、筋肉の疲労が原因のひとつになっていることが多いです。(※肝臓や腎臓に不調あると腰のあたりにだるさや痛みを感じることがあるそうなので、そんな時は病院へ行きましょう)
では、なぜ筋肉が疲労するのか?解消するためには何をしたらいいのか?と言いますと、それぞれ2つのポイントがあります。
腰の重さ2つの原因と解消法
■腰の重さの原因となる筋肉はなぜ疲労するのか?
1:同じ姿勢を長時間とっている。
2:家事や仕事などで、同じ動作を繰り返している。
■どうやって解消したらいいのか?
1:姿勢を変える
2:姿勢の崩れを誘引して、腰の鈍痛の原因になっている筋肉のストレッチ
毎日している長時間の同じ姿勢とは?
私達は職業により、同じ姿勢や同じ動作の繰り返しが多くなりがちです。デスクワーク・長距離運転手・タクシードライバーなどでは、坐っている時間が長くなります。
直近の一週間の起床から就寝までの行動パターンを振り返ってみて下さい。朝起きて顔を洗い、坐って朝食。自動車や電車通勤で坐っている。会社について9~17時のデスクワーク。帰りも坐っている。坐って夕食。夕食後も坐ってくつろぎ。
生活パターンによりかなりの個人差は出るものの、殆どの人は1日7時間ほど坐っているのではないでしょうか?ちなみに日本人成人の平日の坐っている時間は、世界一長いと言われています。
この記事を書いている私自身の明日のスケジュールは、岡山県の髙島屋さんでウォーキングイベントです。一時間ほど講義をしますが、講師の私は立ったままです。その後90分ほど屋外ウォーキング実践、そのまま30分屋外で歩き方レクチャー、さらに30分ほど歩いて会場に戻り、30~40分ほど立ったままで講義とQ&Aを行います。
特殊なパターンですが、就労時間中は基本的に立ちっぱなし(歩きっぱなし)です。こんな一日は、「いや~今日はたくさん歩いたな~立ちっぱなしだったな~」と思いがちです。それでも振り返ってみると、東京~岡山を新幹線で日帰り往復するので、それだけで約6時間半坐っています。食事の時間や帰宅後の2~3時間のPC作業などを入れると、9~10時間坐っていることになります(汗)。
長時間の座りっぱなしは、足腰の血流の低下や股関節周りの筋肉の硬直の原因をつくってしまっています。積極的に股関節周りの筋肉をほぐすことで、すっきりと軽い腰を手に入れましょう。
腰の重さを解消するためには、こまめに姿勢を変えて、全身(とくに股関節まわり)の筋肉をしなやかに保つことが大切だとわかったところで、次回は具体的なストレッチをご紹介します。お楽しみに。マハロ~!
- 執筆者:
- OK和男