ピラティス翼エクササイズで、肩こりにならない体づくり ピラティス翼エクササイズで、肩こりにならない体づくり
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“肩こりの筋肉”を使ってない?こらない体をつくる翼エクササイズ

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2018年04月29日
こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。肩こりは、腕や肩の動かし方や筋肉の使い方の無意識のクセによって悪化します。普段当たり前だと思って動かしている肩や腕の動かし方が、実はもっと他の動かし方で肩を楽にすることができるのです。今回は、そんな動かし方を練習しましょう。

肩こりの筋肉を使わない意識

週の初めから肩こりに悩まされ、平日の終わりには、具合が悪くなってしまうという方もいるほど、万年肩こりの方は多いです。皆さんはいかがでしょうか。実は肩こりは、腕や肩の動かし方や筋肉の使い方の無意識のクセによって悪化します。

肩こりの原因になる筋肉は、僧帽筋の上部で、首と肩甲骨をつないでいます。肩こりが悪化する人は、腕を動かす時など、何かにつけてここの筋肉が反応して使うクセがあります。腕を挙げる時も、荷物を持つ時も、この筋肉は使わずに動くことは可能です。

また、猫背の姿勢でも僧帽筋の上部が使われやすくなるので、左右の肩甲骨を少し寄せてお尻のポケットにしまうイメージで、猫背をなくすことも有効です。

左右の肩甲骨を少し寄せてお尻のポケットにしまうイメージ
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肩こりにならない腕の動かし方~翼エクササイズ

それでは、ピラティスのエッセンスを取り入れて、肩こりにならない腕の動かし方を練習してみましょう。

肩こり筋である僧帽筋上部、首に近い肩の筋肉をゆるませて、首を長く保ちながら、腕をカモメの翼のように、ふんわりと軽く横へ持ち上げてみましょう。(写真上)

最初は途中で僧帽筋が反応して硬くなってしまうかもしれません。(写真下)

翼エクササイズ
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その場合は、僧帽筋の使わずにリラックスして挙げられる高さまであげて、肩の筋肉のリラックスした感覚を覚えます。

何度か腕の上下を繰り返しながら、徐々に肩をリラックスさせたまま腕を動かせるように練習していきます。

肩が前に来る猫背になると、どうしても僧帽筋が緊張しやすくなるので、背中や肩(肩甲骨)を壁につけたイメージで、腕も後ろの壁に沿わせるように持ち上げるといいかも知れません。

おわりに

いかがでしたか?知らないうちに、無意識で肩が凝るような筋肉の使い方・体の使い方をしていたことに気づき、修正するきっかけになれば幸いです。

肩のエクササイズ
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執筆者:
美宅 玲子