走る前に知っておきたい、美ジョガーのための貧血チェック&予防法
スポーツ選手・アスリート・ジョガーの貧血は何故?
簡単に前回の記事の復習をします。健康のために走ったり筋トレしたりして、頑張って身体を鍛えていても、貧血になり体力の低下を起こす恐れがあります。
例えば、バランスの崩れた食生活による鉄分の摂取不足。成長期やハードな運動による必要量の増加。運動や月経による喪失量の増加。といった要因が重なってしまうと、ただでさえも吸収の悪い鉄の供給が追い付かずに、鉄不足が起きてしまいかねません。
貧血を予防して美しく走ろう
突然ですが・・・下記の項目を見て、身に覚えはありませんか?
『動悸・息切れ・頭痛・吐き気・めまい・立ちくらみ・失神・手足の痺れ・全身倦怠感・疲れやすい・顔面蒼白・集中力の低下・持久力の低下・・・』
これは、貧血の主な状態です。(自覚を伴わないこともありますので、自覚のない人も続きをご覧ください)
誰でもできる貧血セルフチェック方法
誰でもできる簡単なチェック方法があるので、自覚のある人もない人も今すぐに確認してみて下さい。(※あくまでも目安です。軽い貧血ではわかりにくいこともあります)
その方法とは「あかんべー」です。目の下を引っ張って色を見るだけです。ここは本来血管が集中して皮膚が薄い場所なので、赤い色をしています。この下まぶたの裏側が白っぽく見えたら貧血かもしれません。
自覚のある状態やセルフチェックの該当項目が多い時は、病院へ行って検査を受けて確認しましょう。
すぐにできる貧血対策
実はこの貧血のお悩みは、私が一般社団法人日本ボディデザイン協会代表として、さらに一般社団法人日本肥満予防健康協会の名誉講師として、長年ダイエットの専門家を指導・養成してきた現場で、アスリート以外にもダイエット中の人にもよくいただくご相談です。
そんなトレーナー目線から「生活面・食事面・運動面」についてアドバイスできる貧血対策の基本を、簡単かつ具体的にお伝えします。
まず生活面では、睡眠不足にならないようにしましょう。食事面では、偏食や欠食をしないようにバランスの良い食事を摂りましょう。
貧血予防に大切な栄養素は“鉄”です。そして鉄の吸収を促すビタミンCも一緒に摂りましょう。さらに、赤血球やヘモグロビンの材料になるタンパク質を一緒に摂るといいです。
貧血の原因として、鉄不足・タンパク質不足の他に、ビタミンB12や葉酸といったビタミンB群不足のケースもありますので、B12と葉酸も不足しないように注意しましょう。
貧血予防にお勧めされる栄養素を含む食品
それぞれの栄養素を多く含む食品をご紹介しますのでご活用ください。
鉄を多く含む食品:レバー・赤身牛肉・魚・貝・キクラゲ・無糖ココア・ゴマ・パセリ・小松菜・枝豆など。
ビタミンB12を多く含む食品:レバー・魚介類・海苔など。
葉酸を多く含む食品:レバー・卵黄・枝豆・きな粉・納豆・ほうれん草・ブロッコリーなど。
貧血を予防して美しく走り「美姿勢&美脚」を手に入れる
最後に運動面についてです。
まずは病院で貧血の原因を確認して、運動しても良いかどうか確認しましょう。基本的には、重度の貧血では激しい運動はいったん中止する方がいいですね。 他に問題もなく軽度の貧血ならば運動の強度を下げて調子を見ましょう。いずれにしても、くれぐれもオーバートレーニングにならないように気をつけましょう。
貧血でお悩みのランニング女子も健康的にダイエットを成功させたい人も、貧血を予防して美しく走って美姿勢と美脚を手に入れて下さい!
マハロ~♪
- 執筆者:
- OK和男