ヨガポーズの典型!三角のポーズの取り方 ヨガポーズの典型!三角のポーズの取り方
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ぐーんと伸びて血流アップ。ヨガポーズの典型「三角のポーズ」の取り方

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2018年04月09日
こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。皆さんはヨガを体験したことはありますか?したことがないという方でも、見たことがあって知っているポーズがあると思います。今回は、そんな代表的なヨガのポーズの効果と取り方をご紹介して、気軽にヨガの効果を体感していただきたいと思います。

三角のポーズの取り方

両手を横に開いて伸ばして立ちます。手首を下に折って、手首の下に両足が来るくらい大きく足を開いて立ちます。

右のつま先を90度外に向けます。左のつま先は正面よりもやや内側向きです。

息を吸って両手を横へ開き、吐きながら右手の方向へ上体をスライドさせ、右手を下へ下ろして右足に触れ、左手は天に挙げて手の先延長を見ます。

余裕があれば、息を吐きながら左手を左耳の方へ倒して、体側の延長に腕を伸ばすようにしてもいいでしょう。

首や肩が痛くないところに腕や視線を送るように、無理をしないようにしましょう。全身に呼吸を送るようなイメージで、ゆっくり深く3~5呼吸繰り返します。息を吸いながら上体を起こし、反対につま先を向けて反対側でも同様に行います。

三角のポーズ
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三角のポーズを取るコツ

三角のポーズの特徴は、体全体が同じ平面上にくるように、ふすまのように薄い体をイメージすることです。身体を後ろの壁に貼りつけたようなイメージでポーズを取ってみましょう。

お尻や背中、肩が壁から離れてしまわないようにします。腕や脚は遠くへと伸ばし、お腹や背中にアイロンをかけたように薄く広げます。両足の股関節を外ねじりにする意識を持つと、体は薄くなります。

三角のポーズの効果

全身を大きく伸ばすので、全身の細胞を活性化し、活力が湧いてきます。胸も開くので、心も開いて免疫(胸腺を刺激するため)を上げます。全身の関節を柔らかくし、体幹を鍛えることができるポーズです。体幹の中の内臓にも豊富な血液を送り、内臓の働きも活性化します。

おわりに

いかがでしたか?完璧なポーズが取れなくても、体を薄く保ちながら、できる範囲で上体を横に倒しておくだけで、十分に身体の伸び感と血流が良くなる変化を味わうことができます。心にも自信が湧き、元気が出てくることでしょう。

ヨガの特徴は、体の変化にとどまらず、自律神経や内臓、ホルモンの働き、さらに心や精神へ働きかけることです。どうぞ十分に味わってみてください。

執筆者:
美宅 玲子