「凝らない肩」を育て「肩こりのない生活」を手に入れるストレッチ 「凝らない肩」を育て「肩こりのない生活」を手に入れるストレッチ
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「凝らない肩」を育て、「肩こりのない生活」を手に入れるストレッチ

姿勢と歩き方の質を磨いて夢を引き寄せる専門家。芸能・健康・美容業界で、30年・10万人以上への指導経験を基に「座り方・立ち方・歩き方をヘルスマネージメントやセルフイメージ向上に活かし、心身を整え、自信…
2018年04月13日
Aloha~ウォーキングプロデューサーOK和男です。体力(自己防衛能力)を回復させるストレッチを実践して、肩こり解消能力を高めながら肩が凝らない姿勢と動き方をマスターして、「肩こりのない生活」を手に入れましょう。前回の体側=「左右」の弓のストレッチに続いて、今回は「前後」の簡単な動きをご紹介します。

今すぐチェックしてみて下さい!

突然ですが、ふとした瞬間、例えばまさにこの瞬間にセルフチェックしてみて下さい!

□身体の前側が縮んでいませんか?
□顔が前に出ていませんか?
□上半身が丸まっていませんか?


頭の中心が肩峰(肩先)よりも前へ行くと、頭の重さを支えるために首・肩・肩甲骨周りは、大きな緊張を強いられます。そして疲労を溜めたこれらの筋肉は硬くなり、血流が悪くなって肩こりを招く原因になります。

そんな時、肩の一点に集中しすぎないで、全身の連動性や背骨のしなやかさを改善することに目を向けて見ましょう。

肩こり
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胸の縮みを解消!具体的には?

肩こり解消のポイントは、凝りや痛みを感じている部位だけを直接揉んだり押したりするのではなく、そこに痛みを生じさせている原因を考えて肩こり解消を促すことです。

肩凝りの大きな原因になる猫背姿勢は、胸やお腹の筋肉の縮みも原因のひとつになっています。胸やお腹が縮むと、背中が丸まり頭の位置が前へずれて、首・肩・背中・腰へと負担をかけます。

今回はそんな身体の前面の縮みを解消する簡単なストレッチをご紹介します。寝転がってリラックスしながら、無理のない範囲で行ってみて下さい。

美しい姿勢を保つための身体の前面のストレッチ

1:床にうつ伏せに寝ます
※指先を前に向けて脇を締めて肘を立てて手をつきます
※脚は腰幅に開いておきます

2:両足の甲と太腿を床につけて、息を吐きながら両腕を伸ばして胸を床から持ち上げます。
※恥骨は床から離れないように

肩甲骨を背骨に引き寄せ、背骨全体を均等に後屈します。

3:3カウント保持してから、息を吸いながら元に戻します。

身体の前面のストレッチ
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目安:3カウントで持ち上げ~3カウントキープ後~3カウントで戻す。10回繰り返す。

効果:お腹・胸・肺・肩などの身体の前面のストレッチ、背骨・内臓の強化、お尻の引き締め

注意:恥骨が浮いたり、肩をすくめたりするとストレッチ効果半減します。上を向きすぎると頸椎の負担が大きくなるので注意しましょう!

身体の前面のストレッチ
画像出典: 美LAB.

動いて初めて体感できる「凝らない身体を手に入れる王道」

前回の左右のストレッチと同様に、普段いかに筋肉が縮んでいるかを実感しやすいストレッチです。「重力に引っ張られて少しずつ縮んでしまう筋肉・緊張してカチカチになった筋肉」を緩める習慣を取り入れて、日ごろから筋バランスを整えておくようにしましょう。

それこそが、「凝らない肩」を育て「肩こりのない生活」を手に入れる王道です。マハロ~。

執筆者:
OK和男