体を温めるエンジンは下半身にある?!温めピラティスをやってみよう! 体を温めるエンジンは下半身にある?!温めピラティスをやってみよう!
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体を温めるエンジンは下半身にある!筋肉を使った「温めピラティス」

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2018年02月02日
こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。寒さが厳しい日々が続きます。皆さんはどうやって温かく過ごしていますか?実は、私達の身体には、体温を温めるエンジンが備わっています。それは、筋肉です。

一般に、筋肉量の多い男性は、女性に比べると冷えにくいようです。女性には脂肪が多いですが、脂肪は断熱材にはなっても、発熱はしないので、一度冷えてしまうとなかなか体が温まりにくいのです。今回は、特に筋肉の多い下半身を使って、効率的に身体を温めるエンジンを作るエクササイズをご紹介いたします。

下半身には温めエンジンが集まっている!

実は、腰から下には、全身の筋肉の重さの7割が集まっています。筋肉は、熱を生み出し体を温め、血流を促し、全身に温かい血液を送りますが、特に下半身の大きな筋肉を使うことによって、温め効率が良くなります。

今回は、動きはシンプルで小さくても即効性のあるピラティスで、下半身の筋肉を使ってみましょう。

下半身のエクササイズ
画像出典: 美LAB.

ショルダーブリッジ

仰向けで寝転がります。両膝を腰幅にして立て、膝の真下にかかとを置きます。

息を吐きながら、お尻を巻き込むようにして持ち上げ、続いて背骨を下から順に一本ずつ持ち上げていって、最終的に膝から背骨が斜め一直線になるまで上げます。

息を吸いながら背骨を上から順にまた一本ずつ下ろしていきます。

お腹を突き出さず、しっかりとお尻を持ち上げきることがポイントです。その際ももの裏側とお尻の筋肉が使われ、背骨を一本ずつ滑らかに動かす時に腹筋が使われます。

ショルダーブリッジ
画像出典: 美LAB.

スイミング(足)

うつ伏せになり、恥骨を床に押し付けてお腹を凹ませます。お腹を凹ませたまま息を吸い、吐きながら右足をまっすぐ後ろに引き抜くようにして床から持ち上げます。腰は反らず、左足はリラックスしておきます。

息を吸いながら下ろし、反対足も同様に行います。

片脚5回ずつを目安に、しっかりと足を引き抜くお尻やももの裏側の筋肉を使いましょう。

お腹を凹ませたまま行うことで、お腹を引き締め、腰痛を予防し、効果的にヒップアップをすることができます。

スイミング(足)
画像出典: 美LAB.

開脚スクワット

両足を肩幅より広く開いて、つま先を外に向けて立ちます。息を吸いながら両膝をつま先と同じ方向に向けてスクワットをします。尾骨が真下を向くように体を垂直に落とします。息を吐きながら、お尻と内もも、お腹が引き締まる意識を持って立ち上がります。

10回を目安に繰り返します。普段なかなか鍛えにくい内ももも刺激できる、引き締めスクワットです。

おわりに

いかがでしたか?下半身からポカポカと温まるのを感じるでしょうか。人間の身体も鍋で沸かした水と同じで、下から温めると対流して上に上がり、全身が温まりやすくなります。筋肉を使うことでシェイプアップ&温めを両立させられるでしょう。

執筆者:
美宅 玲子