○○姿勢がカラダの老化を進める?!OLさんはご注意を ○○姿勢がカラダの老化を進める?!OLさんはご注意を
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「○○姿勢」が老化を進める?股関節周りのストレッチで若々しいカラダに

1970年福岡県出身。福岡大学体育学部体育学科卒業。エアロビクスインストラクターとして活動をスタートし、現在は骨盤調整を中心としたボディメイク、ボディメンテナンスのクラスを都内のフィットネスクラブにて…
2018年01月31日
こんにちは!桃尻メイクトレーナーの鳥越玲子(AKICO)です。皆さんの日常生活って、アクティブですか?それともあまり動かない方ですか?1日中デスクワークで座りっぱなしという女性も多いのではないでしょうか。日本人は「世界で最も座っている時間が長い」と言われています。実は、この“座り姿勢”がカラダの老化すすめてしまうのです。

”座り姿勢”がカラダの老化を進めてしまうワケ

私たちの日常生活は、昔に比べ技術の進歩によってどんどんと便利になっています。掃除だって、今は機械がやってくれる時代です。人は、ますます動かなくなっています。

便利を追求した結果、カラダを動かすチャンスを失い、体力や筋力も失っている現実。肥満傾向の人も年々増加していますが、日本人女性に多く見られる痩せすぎも問題となっています。太りすぎも痩せすぎもカラダに負担をかけて、老化を進めてしまう原因となってしまうのです。

ヘルシーボディを目指すなら、”バランスのいい食事””適度な運動”を習慣化することが大切なポイントです。すべて、バランスなのです。

日常的に座っていることが多い場合、下半身の筋肉をほとんど使わないため筋力が衰え、同じ姿勢を続けることで筋肉が疲労してコリをつくったり、硬くなって柔軟性を失ってしまいます。そして筋力や柔軟性の低下だけではなく、股関節や膝を曲げた状態で長時間動かないでいることで、下半身の血流やリンパの流れも滞りがちになります。座りっぱなしが続くと、脚が冷えたり、むくんだりするのがその表れです。

座る姿勢
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男性に比べて女性の場合、平均的に筋肉量が少ないことから、余計に血流、特に静脈、そしてリンパの流れが悪くなってしまいがち。

カラダ内部の循環以外にも、長時間股関節と膝を曲げた状態でいると、股関節周辺の筋肉が硬くなって、お尻からもも裏(ハムストリングス)腸腰筋などが柔軟性を失っていき、「腰下がりの姿勢」となってしまい、この姿勢がカラダの老化をさらに進めてしまう原因となるのです。

股関節周りのストレッチでいつまでも若々しく!

なかなか運動習慣のない方は「運動」というとお尻が重くなってしまう人も多いのではないでしょうか。まずは、簡単なストレッチから始めてみましょう!

特に、日常的にデスクワークが多い方、運動不足の方、冷えやむくみにお困りの方、是非おこなってみてください。継続することで、徐々に身体の変化を感じられるでしょう。

1.股関節周辺の筋肉を伸ばそう!(そけい部・お腹編)

脚を前後に開いて片脚は膝を立て両手を腿に置きます。もう片方の脚は膝を出来るだけ後方にセットし、膝下を伸ばします。

息を吸って、吐きながら前方に体重をかけ、脚のつけ根周辺の伸びを感じるところでしばらくキープします。余裕があれば、お尻を軽く締めてみると、つけ根周辺がさらに伸びるのを感じるでしょう。20秒~キープします。伸ばしている時は、通常の呼吸でOKです。

股関節周りのストレッチ
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股関節周りのストレッチ
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さらに、つけ根のストレッチに加えて腹部も一緒に伸ばしてみましょう。両手を合わせ、手のひらを上に向けてまっすぐ天井の方向に腕を伸ばします。

この時に、首に負担のない程度に目線を上げます。ゆっくりと呼吸をしながら、20秒~キープします。同じように反対側も行なって下さい。

股関節周りのストレッチ
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2.股関節周辺の筋肉を伸ばそう!(もも裏・お尻編)

脚を前後に開いた状態で、片方の膝を立てて、上半身は前に倒します。太ももにお腹をつけて息を吸います。息を吐きながら、前脚の膝を伸ばしながらお尻を後方に引いていきます。

この時に出来るだけ太ももとお腹が離れたり、背中が丸まらないようにしましょう。20秒~ゆっくりと呼吸をしながらキープします。反対の脚も同じように行なって下さい。

股関節周りのストレッチ
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股関節周りのストレッチ
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終わりに

今回ご紹介したストレッチを日常的にこまめに行なうことで、姿勢が良くなったり、腰痛解消・予防にもなります。継続して続けてみて下さい!

執筆者:
鳥越 玲子