えっこんなに!?スクワットで使用される主要な筋肉
下肢から体幹にかけての多くの筋肉を鍛えられるところが魅力ですが、実際にどんな部位が使用されているかご存知ですか?そこで今回は、主動筋である大腿四頭筋以外にもこんなに効いている!下肢・体幹筋とその役割を紹介します。
下肢
1.大腿四頭筋・・・スクワットの主役。(図で赤色部分)大腿直筋・外側(がいそく)広筋・内側(ないそく)広筋・中間(ちゅうかん)広筋の4つを合わせて呼ぶ。太ももの前面にあり、膝を伸ばす役割がある。
2.ハムストリングス・・・大腿二頭筋ともいう。太ももの裏側にあり、膝を曲げる役割がある。
3.大臀筋・・・お尻の筋肉。足をピンと伸ばす時に働き、転倒予防に役立つ。
4.下腿三頭筋・・・ふくらはぎの筋肉。地面から立ち上がる役割をする。
5.内転筋・・・太ももの内側にあり、内側にしっかり締め付ける役割がある。
6.縫工筋・・・股関節~膝関節にかけて斜めに走る。ぐらつきを防ぐ役割がある。
7.大腰筋・・・骨盤内部にある。股関節を動かし、大腿を曲げる。
体幹
8.腹直筋・・・腹部にあり、上半身を安定させる役割がある。
9.脊柱起立筋・広背筋・・・背中にあり、背中をまっすぐに伸ばす。姿勢維持の役割がある。弱いと猫背姿勢になりやすい。
老若男女問わず、ダイエットシェイプアップから寝たきり予防まで役立ってしまうスクワットってまさにオールインワンですね、正しいフォームで安全に効率的に実施して下さいね!
参考:野沢秀雄著 新スクワット健康法
『Sposts medicine』,「スクワット動作を診る」.155,2013
- 執筆者:
- 小川 りょう