背中のコリの原因とは?肩甲骨が羽のように軽くなるストレッチの方法 背中のコリの原因とは?肩甲骨が羽のように軽くなるストレッチの方法
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背中のコリの原因とは?肩甲骨が羽のように軽くなるストレッチの方法

一般社団法人日本姿勢調律協会代表理事。sanareサロンオーナー。3歳からのダンス経験を生かし、プロとしてニューヨーク、国内で活躍後、引退。ニューヨークにてピラティス資格を取得。美と健康の基本が姿勢で…
2018年01月02日
背中のコリを撃退するなら、肩甲骨をぐるっとまわす「天使の羽ストレッチ」がおすすめです。座りながら簡単にできるストレッチのやり方を姿勢調律士の野口早苗先生がご紹介!プロダンサーとして身体をとことん知り尽くした専門家ならではの、背中のコリの原因や解消方法を伝授していただきます!

背中のコリの原因とは?

背中のコリ
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疲労

疲れるとどうしても丸まりがちな背中は、疲労具合を表すバロメーターでもあります。長時間同じ姿勢や無理な姿勢を続けていると、背中の筋肉は緊張してきます。

緊張状態が長くなるほど筋肉が疲れてしまい、血流が滞ることで背中や首まわりのコリを引き起こします。

ストレス

ストレスを感じると背中は無意識に丸まったり、力が入り強張った状態になります。常に全身が緊張状態となるため、背中の筋肉もコリが生じると考えられます。

筋肉が動かせていない

長時間のデスクワークや運動不足など、長時間同じ姿勢でいることで筋肉が動かせていない場合があります。姿勢が悪いまま長い時間過ごすと筋肉が固まってしまうので、背中のコリへとつながります。

背中のコリを解消するにはどこをほぐす?

背中のコリ
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背中のコリを解消するには、肩甲骨をほぐすことがポイント。肩甲骨は“上半身の骨盤”に相当する部分となるので、上半身を支える役割を持ちます。

肩甲骨まわりを柔らかくすると呼吸もラクになったり、血行の改善も期待できます。

背中のコリを解消へ導く「天使の羽ストレッチ」

STEP1:骨盤を立てて椅子に座る

背中のコリ
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骨盤をしっかりと立て、椅子に着席しましょう。脚を組んだり、腰を丸めないように意識しましょう。

STEP2:背中を丸めて両手を肩甲骨の方へ下げる

背中のコリ
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両手を肩に置いて鼻から息を吸い、口から吐きながら背中を丸めて両手を肩甲骨の方へ下げていきます。

ひじが天井の方へ向くようにするのがポイントです。

STEP3:ひじでぐるっと円を描くようにまわす

背中のコリ
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両手が下までいっぱいに下がったところで、鼻から息を吸い、口から吐きながら頭を天井へ持ち上げます。

両手の指の位置がなるべく動かないように、ぐるっとひじで円を描くようにまわしましょう。脇が閉まるところまで運んでいきます。

背中のコリをストレッチで解消しよう

背中のコリ
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背中のコリや疲れ、一息入れたいな…と感じたタイミングで「天使の羽ストレッチ」を行うと、みるみる背中が軽くなるはず。

肩甲骨まわりの筋肉が刺激されることで、背中のコリが“天使の羽のように”軽やかになります。

執筆者:
野口 早苗