超簡単!「お腹痩せエクササイズ」の効果倍増ストレッチ
腹筋エクササイズをしてもお腹に効かない理由
以前、『骨盤の前傾が強くなる背景として、腸腰筋の強い緊張とともに腹筋の筋力低下が挙げられます。腹筋の筋力が低下すると、内臓が下垂し下っ腹が出た状態になりやすくなります』とお伝えしました。
ここで言う腹筋とは主に「腹直筋」を表し、それは体幹を丸め曲げたり骨盤を後傾させたりする働きを持ちます。つまり腹筋を機能させるには、骨盤を固定した上で体幹を丸め曲げるか、骨盤を後傾させる必要があります。
以前ご紹介したお腹痩せを目的とした腹筋エクササイズは、お腹をへこませて骨盤の後傾動作を繰り返すものでした。
骨盤の前傾が強いまま、腹筋を働かせようとこのエクササイズを行っても、骨盤後傾の動きが制限されているため、お腹の力が抜けてしまい、腹筋に効いた感じがしないのです。
簡単!お腹痩せ効果をグンとアップさせるストレッチ
骨盤後傾の動きが制限されているにもかかわらず腹筋を強化しようとすることは、ブレーキを踏んだまま前に進むようなもので、効果が激減してしまいます。
そのためお腹を引き締めようと腹筋エクササイズを行うにあたり、まずは骨盤後傾の動きの制限をクリアにする必要があります。
〈骨盤後傾の動きを制限している筋肉=骨盤の前傾を強めている筋肉〉なので、腸腰筋の緊張をストレッチで緩める、ということは、【お腹痩せに効果的!骨盤のゆがみを整える、ストレッチ&エクササイズ4つ】のところでお伝えしました。
しかし、「それでもお腹に効いている感じがしない・・・」という場合、骨盤後傾の動きそのものが出来ていないことが考えられます。そこで、ここでは「骨盤の後傾の動きを高めるストレッチ」を行います。
下の写真のように四つん這いになり、手足の幅はそれぞれ肩幅と腰幅に合わせます。顔は下に向けたままにして、息を吸いながら腰を反らせ、次に息を吐きながら腰を丸める動作を10回繰り返します。ただそれだけです!
少しずつ腰を丸める動きを大きくしていくことがポイントです。
再度腹筋エクササイズを行って効果を実感してみましょう!
骨盤後傾動作を高めるストレッチを10回繰り返しましたら、再度腹筋エクササイズを行ってみましょう。
ストレッチをする前に比べて、腹筋を使っていることが実感できていれば大成功です!
「腹筋エクササイズをしていてもお腹に効いている感じがしない・・・」という方、是非お試しください!
- 執筆者:
- 町田 晋一