その腹筋運動で“くびれ”はできない?ほっそりウエストをつくる運動のコツ
実は、それだけではやり方を間違えると、かえってももが太くなってしまったり、お腹が出てしまう人もいるのです!正しいウエストのつくり方・腹筋を使う運動について、ご紹介いたします。
腹筋運動で”くびれ”ができないわけとは?
いわゆる「腹筋運動」足を固定して、上体を起こしてくる運動は、半分ももの筋肉を使っています。それから、お腹の表面の、男性であれば「シックスパック」という、6つに割れる盛り上がった腹筋を使います。また、腰を伸ばした状態で上体起こしをすると、背筋も使います。
ウエストのくびれを作る筋肉はそれらのどれでもなくて、お腹の奥の方にある、内臓を覆う膜のようになっている筋肉群です。
ですから、いわゆる「腹筋運動=上体起こし」をしている限り、くびれにアプローチするのは難しいかもしれないのです。
お腹の奥の、くびれを作る筋肉の使い方
お腹の奥にある、内臓を覆っている膜のような筋肉と、わき腹を覆っている筋肉は、例えばくしゃみや咳をした時に、瞬間的に腹圧を高めて、内臓が飛び出してしまわないように硬く引き締まることで分かります。
また、歌を歌う時にも、「お腹から声を出す」と言いますが、声を出す時に息を吐き出す・絞り出す時に使われる筋肉です。
試しに、息をゆっくり長く吐ききってみてください。最後に絞り出す息がなくなるころ、お腹がよじれるように硬く引っ込んで引き締まった感覚があるでしょう。
その時に使われる筋肉が、ウエストを引き締め、くびれを作ってくれています。
お腹を凹ませるエクササイズ
それでは、お腹を凹ませる筋肉を使ったエクササイズを行ってみましょう。
・風船エクササイズ
椅子に座って中腰になり、風船を口にくわえます。風船は手で持たないようにしましょう。息を吐きだして風船を膨らませます。その際、できるだけお腹を凹ませながら風船を膨らませるようにします。
首や肩の力を使わずに、純粋にお腹の力で膨らませるエクササイズです。
・膝立ちエクササイズ
両膝で立ち、両手を頭の後ろで組みます。わき腹をよく伸ばすようにして、左右に身体を倒して体側を伸ばします。また、ウエストをねじるようにして左右から振り返ります。
おわりに
いかがでしたか?腹筋を使っている感覚はあると思いますが、いわゆる上体起こしとは違って、奥の方の薄い膜のような筋肉を使っている感覚、じわりと温かい、突っ張るような感覚があったのではないでしょうか。
ぜひ正しくインナーマッスルを刺激して、ウエスト引き締めに役立ててみてくださいね。
- 執筆者:
- 美宅 玲子