寝る前にしておきたい!手軽な「下半身の冷え対策」ストレッチ
「首」という字がつく部位は冷やさないように
厚着をしていても、ちっとも体が温まらないと感じる時は、体の先端である足先からの冷えが関係しているかもしれません。ただでさえ循環が悪くなりやすい下半身は、適度に動かしておくことと、「足首」を冷やさない注意が必要です。
寒い時期に靴下を履く防寒は誰でも思いつきますが、足先だけの防寒よりも、足首を冷やさないように意識してみましょう。足首は、洋服を着ていてもどうしても露出しがちな場所です。冷たい空気にさらされやすく、そこから足全体の冷えにつながりかねません。
私自身、ヨガインストラクターという仕事柄、レッスン中は常に裸足です。そんな時にも足首は冷えないような対策を必ずしています。
アンクルウォーマーや、レッグウォーマーなどは必需品。足の裏が素足でも、足首周りを温めていると随分違うものです。
また、最近冷え対策としての定番、五本指ソックスや、冷えとり靴下として、シルク、綿、シルク、綿と素材別に交互に重ね履きする方法も、足首までカバーするものや、重ねてアンクルウォーマーや、重ね履きの一番上にくる靴下を、足首やふくらはぎ近くまでカバーするものを選ぶのもオススメです。
下半身の冷えはお尻からケアしよう
下半身の冷えは、足だけの問題ではなくお尻のコリ具合にも影響されます。お尻には下半身につながらる大きな血管が通っていますので、凝って硬くなったお尻のままでは、血流の流れを鈍くしてしまいかねません。見逃しがちなお尻の凝りは、徹底的にケアしておきましょう。
寝るときに、毛糸のパンツや、タオルやハンカチに包んだカイロなどを下腹部に当てるのもオススメです。
寝る前に習慣にしたい「冷え予防」ストレッチ「冷え予防」ストレッチ
■足の裏側のストレッチ「サギのポーズ」
1.床に座ります。
2.両ひざを立てた姿勢から、左足を外側へ倒します。
3.右足の裏を両手で掴み、太ももを胸の方へ引き寄せ足を浮かせます。
4.息を吸いながら右足の膝を伸ばしていきます。
5.無理なくキープでき、太もも裏側、膝裏、ふくらはぎが伸びる位置を調節し、10呼吸ほど保ちます。
6.反対の足も同じように行っていきましょう。
■お尻を解すストレッチ
1.サギのポーズの完成ポーズから、再び膝を曲げ、太ももを胸に寄せます。
2.右足先を左胸の方へ寄せるようにして、両腕で右足を抱えましょう。
3.膝を起点にして足を引き寄せると、膝を痛めやすいので、足の付け根から足を動かすようにして足を抱えます。
4.10呼吸ほど、その姿勢を保ちます。
5.反対側も同じように行っていきましょう。
頑固なお尻のコリには、〇〇を使う!
上記のストレッチでお尻の伸びや気持ち良さが感じられない場合には、お家にあるものを道具にして、お尻をしっかりほぐしましょう。
その道具とは、ゴルフボールや、古くなって柔らかくなったタオルを使います。
タオルは、二回周りほど縛り、コブを作っておきます。そのコブのタオルやゴルフボールを使うのです。
仰向けに寝た状態で、お尻の凝っている部分の下に、ゴルフボールかコブのタオルを置き、お尻で踏みながら、体の重みを使って揺すっていきます。
お尻の上部、お尻の下部とポイントを分けて、一箇所20~30秒ほどを目安にほぐしていきましょう。
お尻をほぐすと、下半身への血流が良くなってきます。お風呂から出てもすぐに冷えてしまうという方は、ストレッチに加えこの方法も試してみてくださいね。
- 執筆者:
- yuuka