寝ながらできる!背骨のリラックス矯正法! 寝ながらできる!背骨のリラックス矯正法!
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寝ている間にゆがみを取る!背骨のリラックス矯正法

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2017年10月25日
こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガインストラクターの美宅玲子です。首こり、肩こり、猫背、腰痛、反り腰…背骨の位置がゆがむことで、凝りや痛みを感じている方はいませんか?姿勢のクセで、筋肉が形状記憶され、背骨がゆがんでしまうと、冷えやコリとなって不調が表れるのも時間の問題です。今回は、そうした筋肉のアンバランスをリセットする、簡単な矯正法をご紹介いたします。

背骨は自然なS字のカーブになっている

私達の背骨は、通常横から見ると、ゆるやかなS字のカーブを描いています。そのカーブがあることで、歩いたり動いたりした時の体重のかかり方を分散したり、衝撃を和らげたりして、バランスを取っています。

しかし、猫背や反り腰などは、そのカーブがきつくなりすぎることで、筋肉に余計な負担をかけてしまっています。

背骨の自然なS字カーブ
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筋肉は形状記憶をしていく

普段の私たちが無意識で行っている姿勢は、筋肉の緊張度を形状記憶していきます。猫背なら猫背の形になるように、胸の筋肉は硬くなり、背中の筋肉は伸ばされる、というように。

しかし、それをリセットし、逆に正しい位置に形状記憶させていくこともできます。それは、睡眠の時間です。

睡眠のはじめの15分が大切

寝ている時は、知らないうちに寝返りを打ったりして、身体のバランスを整えています。あと意外と大切なのは、寝入りばなの15分間で取っていた姿勢の筋肉バランスが形状記憶される、ということです。

横向きに寝たり、うつ伏せで横を向いて寝たりすると、朝起きた時に肩や首が凝っていることがあるかも知れません。

今回は、寝る時の姿勢に一工夫を加えてゆがみを取る方法をご紹介します。

寝る時の姿勢
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丸めたバスタオルで枕をつくる

おしぼり状に丸めたフェイスタオル、もしくはバスタオルを使います。各場所に当ててみて、ちょうどいい厚さの方を使いましょう。

・首枕
首の後ろに丸めたタオルを置いて、寝た時に首とマット(布団)とのすき間ができないように埋めてみましょう。

・背骨枕
背骨に直交する形で丸めたタオルを置いて、少しずつ位置をずらしながら1分ずつ、寝てみましょう。マットレスは硬めである方がほぐし効果を感じやすいです。

・背骨枕2
肩甲骨の間に、丸めたタオルを背骨に沿って置いて、胸が開かれるのを感じてみましょう。

・腰枕
腰の後ろに、横向きで丸めたタオルを置いて寝てみましょう。柔らかいベッドで腰が沈む方は、腰を痛めやすいと言われていますが、そんな方にもおすすめ。

・膝枕
膝の後ろに、横向きで丸めたタオルを置いて寝てみましょう。背骨の自然なカーブを保ちやすく、腰が痛い方にもおすすめです。

タオル
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おわりに

いかがでしたか?上に寝るだけで、背骨周りはポカポカとしてリラックスしてきます。そのまま寝てしまっても、いつの間にかタオルは外れてしまいますが、構いません。

最初の15分程度の矯正された姿勢が徐々に形状記憶されていきます。首枕は、できれば通常の枕を使わずに行います。いわゆるスマホ首やストレートネックの方にもいい矯正です。お気軽に、お試しください。

執筆者:
美宅 玲子