「飲む点滴」とはいえ、ちょっと苦手…。美容効果満点の「甘酒」を美味しく飲む方法
改めて解説!甘酒が飲む点滴といわれる所以
甘酒の美味しい飲み方をご紹介する前に、甘酒が飲む点滴とよばれる所以についてお話ししたいと思います。
甘酒には酒粕から作られたものと米麹から作られたものの2種類がありますが、飲む点滴といわれて栄養満点なのは後者の方です。
米麹から作られた甘酒にはブドウ糖やオリゴ糖、ビタミン類、ミネラル、酵素、食物繊維などが含まれています。
そのため腸内環境を改善する効果があり、免疫力を高めたり、老化の大きな要因である活性酸素を減らしたり、便通をよくしたりする効果が期待できます。そして、それによって美肌効果も期待できるのです。
この他にも疲労回復効果や美白効果、精神を安定させる効果などがあるといわれています。こんなに嬉しい効果がたくさんある米麹甘酒を飲まない手はないですよね!
米麹甘酒を飲む上での注意点
嬉しい効果がある米麹甘酒ですが、その特性を考慮しなければ飲んでも本来の効果を得られないことがあります。
まず第一に気をつけたいのが、温度。これからの季節は温めて飲みたいところですが、温めると米麹甘酒に含まれる有効成分が壊れてしまうのだそう。そのため甘酒は冷やして飲みましょう。
また、甘酒の選び方ですが、添加物や砂糖など余計なものが含まれていないものを選ぶのがポイントになります。必ず食品表示をチェックして選ぶことが大切です。
1. 豆乳で割る
筆者のイチオシは、豆乳で割って飲む方法。甘酒独特の香りや匂いが和らいでまろやかな味わいになります。割合は一対一で飲んでも、お好みで比率を変えても構いません。豆乳にはいくつか種類がありますが、健康や体型維持などを考慮すると無調整豆乳を選ぶことをオススメします。
また、豆乳にはたんぱく質や大豆イソフラボン、サポニン、レシチンなどが含まれています。そのためガンや骨粗しょう症、生活習慣病、動脈硬化などを予防したり、便通をよくしたり、免疫力を高める効果などが期待できます。ただし、1日の推奨量は200ml程度なので過剰に摂取する必要はありません。
2. ココアで割る
甘酒にココアを加えると甘酒特有の匂いは気にならなくなり、ちょっぴりビターで香ばしい味わいになるので飲みやすくなります。
ココアには冷え性を改善する効果やインフルエンザの感染を予防する効果、美肌効果、ピロリ菌に対する抗菌効果などがあるといわれています。また、ココアには銅イオンが多く含まれているので白髪の予防・改善にも効果があるのだそう。
とはいえ、市販のココアには砂糖が多く含まれているものがたくさんあり、そういったものはお勧めできません。米麹甘酒は自然な甘みがあるので、砂糖を含んでいないココアパウダーなどを使用するのがオススメです。
3. 生姜を入れる
豆乳の甘さが苦手な人には生姜を入れて飲む方法がオススメです。生姜を入れると味が引き締まるだけでなく、体を温める効果があるのでこれからの時期には特にピッタリ。
しかし、生姜を冷蔵庫から出してすってそのまま入れたり、チューブの生姜を入れるのでは本来の効果は期待できません。生姜は冷たいまま入れると体を冷やす作用があり、逆に温めて使うと体を温める作用があります。
そのため生姜は必ず火を通してから加えましょう。また、チューブの生姜は香りや味を楽しむにはオススメですが、加工されているので本来の効能は期待できません。
それから、生姜は胃腸に刺激を与える食材でもあるので空腹時や胃腸が弱っている時に加えるのは避けることをオススメします。
まとめ
米麹甘酒自体にもいくつもの種類があり、それによって飲みやすさも違ってきます。いくつかの甘酒をいくつもの方法で飲み比べてみて、続けやすい飲み方で継続してみてはいかがでしょうか。
- 執筆者:
- 遠藤 幸子