「寄りかかり姿勢」を卒業!自立姿勢をとるエクササイズでゆがみ解消
さらにその姿勢でバランスを取るために骨盤が前にスライドして下腹がポッコリしたり、片足に偏って体重をかけてお腹の力が抜け、身体がゆがむ人が多く見られるようになりました。今回は、そうした不自然な姿勢のリスクと、それを予防するエクササイズをお伝え致します。
寄りかかる姿勢のリスク
例えば、壁や手すりなどがない場所で立つ時に、どこに体重をかけて、どんな姿勢で立ちますか?壁に寄りかかるように、体をスライドしていませんか?
寄りかかるということは、足腰や腹の力が抜けて、自力で立とうとしていない状態です。その偏った姿勢を続けていると、ある筋肉は伸ばされて張り、ある筋肉はゆるみ、筋肉のバランスが崩れてきます。
足の外側に体重が偏ればO脚になり、骨盤を前にスライドすれば下腹が出て、左右にスライドすれば骨盤周りがゆがんでしまいます。
寄りかかる姿勢はこのように、体をアンバランスにしてしまうのです。私たちは老化で筋力が落ちると共に身体が外へ、下へと流れていきます。それを助長してまうとも言えます。
寄りかからない姿勢を取るために
ゆがみやたるみを予防するために、意識したい姿勢の取り方をご紹介致します。老化とは逆に、身体を中心軸の方向へ引き寄せ、持ち上げるイメージになります。
重心を中心に持ってくるために・・・
□脚をそろえ、背骨を上に頭突きするように伸ばします。
□つま先に体重をかけて、次にかかとに体重をかけます。そして前後どちらでもない位置で止まりましょう。
□右足(座っていれば右尻)に体重をかけて、次に左足(左尻)に体重をかけます。そして左右どちらでもない位置で止まりましょう。
おわりに
偏りのない真ん中に重心を取り、内側へ上へと肉を持ち上げるようにしているうちに、姿勢を支える軸の筋肉がついてきます。
偏って立つと違和感を感じるようになったら成功です。どうぞお試し下さい。
- 執筆者:
- 美宅 玲子