反り腰は危険!?お腹が凹む、姿勢改善エクササイズ
実はこの反り腰、ももが張ったり股関節や腰が痛くなったりする原因になることがあります。今回は、反り腰の危険性と、その予防法の姿勢改善エクササイズをご紹介致します。
反り腰の人の特徴
お腹とお尻の力が抜けると、骨盤を垂直に立てていることがしんどくなるので、骨盤が前後左右どちらかに寄りかかるように倒れやすくなります。
反り腰の人は、腸腰筋という下腹の奥を通る筋肉が硬く短くなっているので、骨盤が前に倒れてきます。
本来お腹とお尻の筋肉で支えるはずの内臓や骨格を、ももや股関節周りの筋肉で一生懸命支えることになるので、ももが張ったり股関節が硬く痛くなったりします。偏った姿勢は、それだけどこかに負担のしわ寄せがくるのです。
反り腰防止エクササイズ
それでは、反り腰を予防するエクササイズをご紹介致します。
・内ももにボールをはさむ
仰向けで両膝を立てて、内腿に柔らかめのボールをはさみます。ボールを軽くつぶしながら息を吐き、お腹を凹ませて腰を床に押しつけます。
・脚を上げる
ボールを軽くつぶしてお腹を凹ませ、腰を床に押しつける腹筋(腸腰筋)を使いながら、両足を持ち上げます。
腰が反らないように気をつけながら、床近くまで下ろしてまた持ち上げることを10回繰り返します。(正しいフォームでできなければ、休みながら行います)腰が反らないための腹筋を鍛えます。
・腸腰筋のストレッチ
うつぶせから両肘を肩の真下についた、スフィンクスのような体勢になります。首が長く出るようにしっかりと肘で床を押しておきつつ、お腹を凹ませて恥骨を床につきます。
反っていた腰が平らになり、硬く縮んでいた腸腰筋がストレッチされます。お腹を凹ませたり緩めたりを10回繰り返します。
おわりに
これらのエクササイズをした後に立ってみて、お腹が凹み、反っていた腰がやや平らに近づいた感覚を覚えておきましょう。
繰り返すことで、身体が正しい姿勢を快適と感じるように変わってきます。後々の腰痛や股関節痛、ももの張りの予防にもぜひ、お役立てください。
- 執筆者:
- 美宅 玲子