体重を減らさない方がやせる!? リバウンドや停滞期の正体とは 体重を減らさない方がやせる!? リバウンドや停滞期の正体とは
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体重を減らさない方がやせる?リバウンドや停滞期の正体とは

がっちり・むっちり体型がコンプレックスの“自信をもてない自分”から脱却するため「セルフトレーニングコーチ」として自身を輝かせるトレーニング法を研究・実践中。ズボラなため「隙間時間」に「サクッと」できち…
2017年07月08日
せっかく食事を我慢して体重を減らしているのに、減らせば減らすほど代謝が下がって消費エネルギーが少なくなり、やせにくくなってしまう・・・食事のみでやせようとも、運動を取り入れてやせようとも、体重を減らすことでやせにくい体質になってしまう可能性があるということ、ご存知でしょうか。今回は、リバウンド知らずのスリムボディになるコツをご紹介します。

体重が5%減ると、体重を増やそうとする

私たちの身体には、体内の状態を一定に保つ「ホメオスタシス」というはたらきがあります。体温調節もその一つ。外が寒いからといって体温が同じように下がったり・・・はしませんよね。

数日間食事を減らしたくらいでは急激に体重が減らないのも、ホメオスタシスのはたらきです(食事や水分摂取による体重の増減は別もの。食事をしたり、水分補給をしたり、排出したりしていますから、1日の中で1〜3kg程度の増減があることは自然です)。

私たちの体内のはたらきや体温、体重アドは、ある程度一定に保たれるよう調節されているのです。

ダイエットを進めていくとぶち当たる壁の一つに「停滞期」があります。これも、ホメオスタシスのはたらき。体内で「このままだと、体重が急激に減ってしまう!」と判断すると、体重を維持するようにはたらきます。また、食事の摂取量を制限し過ぎてエネルギー不足に陥ると、食欲が増したり少ない食事量から多くの栄養素を吸収したりするようになります。

体重計のイメージ
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体重ではなく、体脂肪量や引き締まり具合を目安に

ダイエットで減らすべきは、体重ではなく体脂肪。そして、メリハリのないたるんだボディラインです。

ついつい体重に目を向け一喜一憂してしまいますが、たとえ体重が増えたとしても、体脂肪が減ってボディラインが引き締まれば、見た目に大きな差が出ます。むしろ体重を減らして代謝も下げてしまったり、体内を太ろうとするモードへと切り替えてしまっては元も子もありません。

スリムな体型のイメージ
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停滞期やリバウンドを防ぐには、運動で体脂肪を燃焼させ、筋肉を鍛えてボディラインを引き締めることが重要。筋肉を鍛えることで体重が増えるかもしれませんが、消費できるエネルギーや運動効果が高まり、よりやせやすい体質になりますよ。

体重を恐れることなく、スリムな身体を目指してくださいね。

執筆者:
Nao Kiyota